防災の日
と言っても、近年は、年中何らかの災害に
見舞われているような気も致しますが・・・
(岡山市以外の方には申し訳ありませんが)
今月の岡山市民報、ご覧になられましたでしょうか。
岡山市の市役所や図書館などで無料配布されている、こんな冊子です。
岡山市の全世帯にも、配布されています。
いつもは、市政に関することや、イベントや健康診断等、
市民向けの情報が掲載されている、本の形をしているのですが・・・
今回は、何か形が違います。
パラパラっと広がったかと思うと、
岡山市の津波ハザードマップと洪水・土砂災害ハザードマップになりました。
津波ハザードマップは、新聞などでもう何度も見た、という方も
多いと思いますが・・・
やはり海岸から2号線バイパス付近までを中心に、1~3m程度の津波被害が
想定されています。大きい河川は、海から離れた上流でも、被害想定があります。
東日本大震災でもありましたが、津波が川をさかのぼる現象の想定でしょうか。
今回の南海トラフ巨大地震の想定では、児島湖締切堤防への津波到達時間は、
概ね2時間50分とのこと。冷静な判断と迅速な行動が必要ですね。
もう一つの洪水・土砂災害ハザードマップはあまり目にしたことがありませんでしたが・・・
場所によって想定が異なるとのことですが、例えば旭川では150年に一度の大雨
(48時間で257ミリ)を想定した場合の被害です。
河川の堤防が決壊したり、低い土地に浸水被害があるということですが、
最近の豪雨を考えると、こちらも起こらないとは言えないものですね。
山肌の傾斜のある場所なども、土砂災害が想定されています。
最近は、他県の例をニュースで見ることもあるので、現実味のある話ですね・・・
これらのマップは、ネットでも詳細が見られるとのことです。
→ こちらのページ(岡山市地図情報)
全県版はこちら → おかやま全県統合版GIS 広島県防災Web
ハザードマップ裏には、マップの読み方、災害時の対処方法など、
読んでおくと役に立つ情報が掲載されています。
読むと、少ないスペースに、参考になる情報が詰め込まれており、
一読の価値ありかと思います。
家庭用の45リットルのゴミ袋で作れる土嚢(水嚢)の作りかたが
載っていたり、地震速報を受けた時のあわてない行動の例が載っていたり。
一つ、目についたのは、「避難」においては、冷静に、総合的に、「自分で判断しましょう」
という内容でした。
避難所に逃げるのか、自宅の2階に留まるのか、車で移動できるのか・・・等、
避難の方法や避難場所、移動手段などは、何が起こって、今どのような状況なのか、
これからどうなるのかなど、手に入る情報と、リスクなどから総合的に判断しな
ければなりません。
また、家族が別々の場所にいるときには、災害時にどうするのか、どこに向かうのか、
どうやってお互いの状況を知らせるかなど、事前に話し合っておくに越したことは
ありません。
携帯電話の災害用伝言サービスなども、防災の日に合わせて、テスト体験できるように
なっているようです。→ ドコモ ・ AU(KDDI) ・ ソフトバンク ・ 総務省のまとめページ
防災週間(8月30日~9月5日)は、どのキャリアもテスト利用できるようです。
「災害用伝言サービス」は、携帯電話の4キャリア間でも共用できるなど、
特徴もあるようですので、一度お試しで使ってみてはいかがでしょうか。
スマホに乗り換えて操作方法が分からない方も、この機会にご確認ください。
いつもの通り、長くなりました。
最後に、防災マップの裏に載っていた、過去の震災の歴史年表を掲載いたします。
皆様、日頃ご多忙かと思いますが、ふと時間ができて、テレビでもつけようか、
ネットでも見ようかというときに、このようなことを考えてみるのも
有意義ではないでしょうか。
私も楽観バイアスと相談しながら、災害に備えたいと思います。
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