14年目でくり抜いて。
築14年を経過した 玉野市のO様邸で、
お手持ちエアコンを移設する工事がありました。
最近新築で多く採用頂いて居る、スライスレンガの外壁とは
施工方法が違い、タイル引っかけ用のサイディングを
貼った後に、タイルを掛けて 目地を埋めるという工法です。
タイルも現在生産中止されていますが
他のタイルよりも、比較的高温で焼かれた製品なので
硬く、配管を抜くための穴あけも 大変だと思います。
気になっていたのは、当時採用していた
「透湿防水シート」 の劣化具合でした。
「タイベック社製」 を使っていたわけでなく
国産メーカー品でしたが、紫外線の影響がないとはいえ
品によっては、線維自体が弱くなるものも
見たことが有るので 少し心配しました。
で、くり抜いてみると 線維自体も 表面の状態も
全く変わらず、独立気泡の硬質ウレタン吹き付けは
断熱材内部で水蒸気の移動なども起こりにくいので
構造用合板と、ウレタンの接する部分にも
何ら変質・変化なく施工当時そのままの状態でした。
左の丸いモノが、タイルを留め付ける専用サイディングの
裏側。
右の円柱形のモノが、透湿防水シートが付いた
構造用合板&ウレタン断熱材です。
とりあえず、一安心。
施主のO様も、記念と人に説明する用に。と
保管されていました。
・・・で、早速エアコン本体の取り付け。
外部のカバーを取ったら
中身はこんな感じです。
クリーニング済みなので、きれいなものです。
カバーやフィルターを取り付けて、
外の室外機に配管類を繋げば設置完了。
本来はリビングにある12畳用エアコン1台で
1階の半分近くを賄っていました。
比較的新しいエアコンが余ったので
捨てるにはもったいないので、ダイニングキッチンに。。。
といった感覚です。
ちなみに、O様邸は 延べ床面積約80坪。
1階リビングのみで21畳オーバー です。
無事、エアコンの移設も終わり、システムバスの天井換気扇の
ユニット交換も済ませ、気になっていた壁内の
状態も確認できたので、安心です。
ただ、いきなりの工事と
作業中の大きな音に
終始迷惑顔の ワンちゃんが気になりました。
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