3社合同のフェア
いつもお世話になっている 商社の「マルティックス山陽」さんが主催の
「TDY(TOTO・ダイケン・YKKap=3社合同)サマーフェア」に
行って来ました。
会場となるのは、毎週末予約を取るのも難しいと言われる
TOTO岡山ショールームです。平日なので空いてますが。。。
TOTO㈱・ダイケン工業㈱・YKKap㈱ の3社は
全国的合同でショールームを設置するなどして
関係の深い会社です。
先ずは、YKKapさんのブースで、既存建物の窓の
高断熱化を図る製品で、専用の樹脂サッシを
既存のサッシ枠に組み付ける 「マドリモ」 というものに
喰い付きます。
「内窓」と呼ばれる 既存窓の室内側に サッシを取り付けて
2重サッシとする工法が 随分前から普及していますが、
どうしても、「開けて・開けて・・・閉めて・閉めて」と
開閉操作が面倒になります。
しかも めし合わせ部のクレセント(回転させる鍵)との
干渉や操作のしづらさが不評な部分でもあります。
それらを一気に解消するのがこの製品です。
構造上、既存窓よりも1~2まわり位
開口面積が小さくなってしまいますが、使いやすさと性能向上は格段に良くなります。
ただ、藤井社長やメーカーの社員さんも気にしていたのが
樹脂サッシと既存アルミサッシの取り合い部にある
アルミのパーツ。
ココが外気温の伝導で 冬場などに見えない個所で
結露する可能性があると考えます。
商品企画自体は、非常に素晴らしく 高性能化リフォームの需要にも
持って来いなだけに、今後の改良が待たれます。
これもどちらかと言うとリフォーム用部材になりますが
「ダイケン工業」さんの 「アウトセット開き戸/折戸」 と言う商品で、
ドアの無かった開口部(例=寝室⇔ウォークインクローゼットなど)に
開口部を壊したり、クロスを張り替えたりすることなく
設置できるドアです。
ドアのラッチ(ストライカー部)は 上部にあります。
ノブを動かすと 枠の端にある金属部に ラッチがかかるようになります。
しかも、普通の蝶番(ちょうばん=蝶つがい)ではなく
「ピポットヒンジ」 と呼ばれる ドアの上下端部を挟む形の
可動部となります。
狂いが少なく、重量的な負荷に対しても
耐久性が高いモノになります。
(マンションや店舗などの大きなドアやガラスドアに多数採用)
こちらは、TOTO㈱の 「オクターブ」 という洗面化粧台です。
今風のすっきりしたデザインと ほーそいLEDのライト付ミラーが特徴です。
しかし、一番の「ウリ」は 普通の蛇口以外に
TOTOさんお得意の 「キレイ除菌水」を
吐水する 「口」が付いたことです。
スイッチで青く光りながら 除菌水(次亜塩素酸を含む水)を
洗剤や薬品を使うことなく 作って噴霧します。
排水口のぬめりを防いだりする上、ハミガキ後の歯ブラシに噴霧することで
雑菌の繁殖を防いでくれます。
勿論、除菌水は口に入っても何ら問題は無く
安心して使える「水」ですよ。
続いて、TOTO システムキッチンのフラッグシップモデルと言っても
良い 「ザ・クラッソ」 です。
奥行きのある(970mm)、 フラット対面型。
ダイニング側には 収納が有ります。
キャッチとして 「ノイズレスキッチン」 と謳うほど
シャープでよどみなく、雑音の無いすっきりとした キッチンと言うことです。
展示品はTOTOさんお得意の クリスタルカウンターや人造大理石(コーリアン)カウンターではなく
ステンレスの「バイブレーション仕上げ」となり、かなり落ちついた
高級感のあるフィニッシュとなっていました。
各引き出しの 箱部分の造りの丁寧さや
素材の良さ、ゆっくり開閉させるための 「ブルム社」のダンパーなど
気になる箇所は全て 高質なもので 製造されています。
後は扉の デザインとカラー、表面のテクスチャーですが
ココは好みも有りますが、グレードによっては
少々 質感が低いと言わざるを得ない ものも有るようです。
写真では解り難いかも知れませんが、継ぎ目のないシンプルな
仕上げで、ノンフィルター方式の レンジフード。
「アリアフィーナ」というモノで
高級なデザインを売りにされています。
レンジフードメーカーの最大手 「富士工業㈱」さんが
株主(グループ)なので、聞きなれない方にとっても
安心して使って頂けるはずです。
まだまだ 細かいことは有りますが
特に気になったことだけを書き連ねてしまいました。
岡山県では3社の製品を 一気に見られる機会はそうそうないので
大変参考になりました。
ココでは まだ言えませんが
少々気になる プロダクツが有り、近く試しに使ってみようかと。。。
安くはない製品ですが、質感とデザインの向上には
一役買いそうです。
それらについては またの機会に。。。。
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