7年前の今日。
7年前の 8月31日。
前日の台風上陸と、瀬戸内海の満潮が
重なって、玉野市・倉敷市児島・玉島・寄島・笠岡などで
床上・床下浸水などの大きな被害があり
コスミックの入居者の数組の方から
救援要請が入り、現地に駆けつけ一日中
てんやわんやだった日です。
児島のお客様は、床下浸水。
玉野のお客様は、床上浸水。
朝、児島の430号沿いのお宅を訪ねると
あたりは、潮の匂いと排水や浄化槽内の
汚水の匂いが入り混じった なんともいえない匂いで
充満していました。
近所の建設会社さんのご好意で
排水ポンプ数台が貸し出され
ベタ基礎内に溜まった 海水+汚水を排出しました。
すぐに、市役所の担当者が来てくれ
消毒液を床下に噴霧。
ご近所では、「住宅会社の人が来てる!」 という話が
あっという間に広まり
「うちの床下を見て。」
「うちは、どうしたらいいんですか?」
などと相談を 大量に受けました。
すぐに、消毒と扇風機で床下に
風を送り、少しでも早く乾燥させる。
畳や、じゅうたんなどはすぐに撤去 などなど
みなさんにお願いしました。
そんなこんなで、多忙を極めた一日だったのですが、
床下浸水の場合、 「基礎パッキン」 採用の
お家は、換気口が無いため、床根太いっぱいまで
貯水しており、ポンプを使っての排水も
当社の建物の何倍も時間がかかっていました。
また、玉野市の床上浸水のお客様宅では
確かに無垢フローリングなどは
多少 ゆがみが出ましたが
壁の石膏ボードとクロスの張替え(腰下)のみで
完了です。
壁の中の断熱材が、水を吸わないウレタンだったので
そのまま 何の支障も無く生活できましたが、
近所の新築で、ハウスメーカーの建物
ロックウールの場合、「毛細管現象」により
天井近くまで海水を吸い上げており、
これらを完全補修するためには
約400万~600万かかるとメーカーに言われたそうです。
(1階床下の断熱材も ロックウール)
同じような災害(天災)にあわれても
その自己負担被害額は雲泥の差となりました。
あれから7年。
この日は、私の誕生日でもあり
決して忘れられない 出来事となっています。
・・・今年の8月31日は 災害などがなくて
ホッとしています。
台風は西日本に近づいているみたいですが。。。。
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