1万9千人に・・・
最新の発表では年間に1万9千人になっているようです。
また、浴室での溺死者数がこの10年で1.7倍とのこと。
そして高齢者・寒い時期の割合が多いのは過去の統計と同様です。
12~2月の3ヶ月で全体のほぼ半分を占めています。
10年以上前に「1万5千人」、3年ほど前には「1万7千人」と
推計されていたと思いますが、徐々に数字が増えています。
高齢者の人口が増えていることもありますが、昭和55年から
推奨されている住宅の「省エネ基準」がどこまで機能しているのか・・・
この1,2年は、色々なご縁を頂き、たくさんの方から様々な
情報を聞いて、とてもメスが入りにくい、供給側主導の業界だと
いうことだけは良く分かりました。
国も太陽光パネルは新築の過半数に付けさせる勢いですが、
気密性能は当分義務化されないようですし、これからも
気密性能が低く、断熱材が沢山入っているだけの新築住宅が
たくさん建ちそう続けることは間違いなさそうです。
それらの住宅は、設計上は暖かく、省エネで、CO2も削減できるはず。
しかし実態は、家の中の温度差があり、我慢して生活しないと
省エネにもならないないかも知れません。
ただ、最近実感している良いこともあります。
それは「本当の気密断熱性能」を持つ住宅を建てる会社が近年
全国各地に増えてきていると言う事実です。
それらの住宅会社は、気密性能も高く、家の中の温度差が小さく、
省エネな建物を建てています。
もうひとつの希望は、ネット社会で、そのような草の根の高性能な
住宅会社が情報を発信でき、沢山の情報を得ようとする消費者には、
それが届く環境があることです。(ネットは玉石混合でもありますから、
最後は出向いて自身の目と耳・感覚で確認しないと分かりませんが・・・)
「本当に性能が高い」住宅が認知され、そんな住宅が少しずつでも
増えていくことを祈って、自分たちもできることをできるだけやって
行きたいと思います。
※本記事のグラフやデータは全て、消費者庁のホームページの「お知らせ」
「平成28年1月20日 冬場に多発する高齢者の入浴中の事故に御注意ください!」
から引用いたしました。この資料には「家の性能を上げよ」とは一言も書いていませんが、
事故の予防のため気をつけるべきことや、万が一事故が起こった場合の対応方法など
大切なことが多々書かれています。
例えば「急に浴槽から立ち上がった時にヒヤリとした人が多い」など。
家の性能によらず、参考になります。是非ご一読ください。
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