換気には要注意
建築基準法で義務化されて
いるのは、住宅全体の1時間
当りの換気量と換気経路のみ。
実際に室内空気の汚染度を
調べるには、室内のCO₂濃度を
計測します。CO₂濃度が1000ppm
を超えると、換気によってCO₂濃度を
低下させなければいけません。
建築基準法の基準に従った上で、
寝室内のCO₂濃度を、就寝前と
起床時に換気方法を変えて、
2つのケースで計測しました。
その写真を掲載しておきます。
ケース1では就寝前のCO₂濃度が
640ppm、起床時のCO₂濃度が
1272ppm。
ケース2では就寝前の
CO₂濃度が640ppm、起床時が
764ppm。
ケース1では起床時
1272ppmとなっており、推奨
されている1000ppmを超えて
います。
この様に建築基準法のみ
をただ守っているだけでは、
健康上問題のない住空間が
創れるとは限りません。
換気は様々なケースを想定して
実施する必要があります。
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