TOTO・セラトレーディングセミナー
情報収集できるセミナーが近場だと嬉しい(笑)。
当社の営業担当の3名と一緒にオッサン4人で乗り込みます。
ところが、他社からの参加者は、いつもの作業着の
オジサン達ではなくコーディネーター風の女性ばかり。
始まるとすぐにわかりましたが、今回はとにかく
デザイン中心のお話でした。
ドイツの有名な水まわりの展示会(ISH)の
様子を、次から次へとスライドで紹介。
解説するのは、海外製品を主に輸入する
セラトレーディングという商社の方。
コスミックの見学会で聞かれるような
技術的な解説はほとんどなく、
反対に普段聞けないお話が聞けて
とても新鮮でした。
展示会のきれいなブースの写真がスライドで映る
たびに、さながら「美味しんぼ」を彷彿とさせる
ような気の利いた解説が入ります。
「このメーカーの展示は、シンプルな配色で
スッキリ感を演出しておりました」
「こちらはシックな雰囲気の中に無造作に
タオルを置き、やんちゃな大人感?(表現失念)
を醸し出しています」
「ホワイトを中心にすることで自然に溶け込む
リラックスできる空間を作り上げています」
「黒中心の中に赤の差し色を使い、暗くなり
すぎないバランスを持たせています」
「ベッド背面の壁にアールを持たせることで
こだわりの空間となっています」
「イエロー・オレンジなどのビタミンカラーを
織り交ぜ・・・」
「シックなタイルの上に板を張ることで
〇〇感(失念)を加え・・・」
「チョコレートをモチーフにした斬新な壁で・・・」
・・・
と、正確に覚えていない表現もありますが、
とにかくデザインや形状、色使いに対する
「誉め言葉」「解説」のバリエーションの
多彩さに驚きました。
正直なところ、「本質的な美しさを掘り下げた」
ようなものがあった、のかどうかは解説からは
分りませんでしたが、これがナントカデザインです、
と言ってしまえば、横への広がりは無限にあるの
ではと思わされました。
もちろん、何でもよいという意味ではなく、
それぞれの方向性でまとまった感じというか、
完成度は高いのだと思いますが・・・
選ぶ皆様の好みもあるので、それぞれの方向性を
追求して、どの方向も否定はしない、そっちの
方向で褒める、というのがデザイン(ビジネス)の
世界なのかもしれません。
現物もちょっとだけ展示がありました。
デザインも見ますが、我々オッサン4人からは
下部はコーキングするのか、建物の構造に
どうやって留めるのか、排水はどうなって
いるのかなど、いつもの質問も出ます。
また、陶器が薄いので割れないのか、ということに
関しては、サファイアを混ぜたセラミックになっており
30cm上から最も薄い所に鉄球を落としても割れません
でした、ということです。
デザインのウェイトが高いものは、その分
丈夫さやメンテナンス・水じまいなどの点では
劣る場合もあるので、色々と確認が必要です。
さて、こういったセミナーは、珍しい情報の
セミナーで集客して、商品説明も合わせて
聞いて帰ってください、というものが多いです。
今回はTOTOのネオレストの新型の説明が
ありました。
排水口の位置を見えないところに変更したり
掃除をしやすく凸凹をなくしたりなどの
地味ながら嬉しい改良が進んでいます。
またこちらにはありませんが、最近話題で
気になるのは、ネオレストNX です。
便器全体(蓋を除く)が一体型の陶器でできている
フラグシップ商品で、高価なため、話題性目的で
造られた感があったのですが、沢山の予約が入って
製造待ちの状態になっているとのこと。
広島のショールームにはあるそうなのですが・・・
またどこかの展示場で見てみたいですね。
長くなりましたが、TOTOレポートでした。
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