屋根地のうんちく。

小屋組み造りです。

在来木造住宅でいう、「棟木」にあたる「使用環境Aクラス」の集成材を

使った梁背の高い材です。

コスミック・ガーデンの採用する集成材は接着剤が

「レゾルシノール」という黒いもので、水に対して非常に

耐久性の高いものです。

接着剤が白やクリーム色のアクリルウレタン系とは価格も

長期耐久性もかなりの開きがあります。

三角形の矢切パネルの上端同士を結ぶように

緊結された棟木です。

そこから 垂木を流して 屋根の形を形成します。

最初の1重目の構造用合板(屋根用)を張っていきます。

その後、繊維にアルミを蒸着した「デュポン社製 タイベックシルバー」を

全面に張って、屋根からの輻射熱を反射し通気層に流してしまう「面」を

構築します。

その後、ホウ酸処理をした通気胴縁を設置し、再度構造用合板を張っていきます。

二重目の構造用合板にも ホウ酸処理を済ませているので

外部から飛来し、地面に潜らずいきなり被害を発生させる

「アメリカカンザイシロアリ」からも防御しています。

全面合板を貼ったら、これが「瓦地」となり、このあと

ルーフィングを張って 屋根の防水・雨仕舞が完了となります。

棟の先端に断続的に隙間が見えますが、後ほどこの上に

「棟換気」を取り付けて、瓦地の下を上昇してきた、湿気と暑くなった空気を

排出できるようにして行きます。

また、亜鉛めっきの 帯金物も屋根の両面を引っ張る形で

何本も装着されているのが分ります。

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