気密の要、床の施工です
いよいよ建て方の最初の工程に入ります。基礎の上の土台敷きと、
プラットホームになる2×6パネルの施工です。
基礎の立ち上がりに、防蟻剤を加圧注入したヒノキの土台を取り付けていきます。
この時、アンカーボルトを通すために開けた穴(座彫り)にも防蟻剤を塗ります。
全ての基礎立ち上がりへの土台敷きが完了すると、次にプラットホームとなる床パネルを置いていきます。
土台の木より一段高い層があるのが分かりますでしょうか。
在来工法で言う「根太(ネダ)」にあたる部分です。
ツーバイシックスで構成されたパネルが、当社の床構造になります。
最近はコスト削減のためにこれをなくす「根太レス」という工法もありますが、
床が低くなり、構造の間隔が広くなるので、床の強度も下がります。
床パネルが敷き詰められると、床の断熱材、フェノールフォーム80mmを
間にはめていきます。
床パネルの設計に合わせて事前にカットされたものが現場に入っているのでドンドン進みます。
隙間なく綺麗に敷き詰められました。建物が完成するタイミングで、
現場監督が床下に潜って下からもチェックします。
そして、断熱材のハマった床パネルの上に、針葉樹合板が敷き詰められます。
この時に、いかに隙間が無いように接着剤や合板の合わせを駆使して施工していくかが、
床断熱かつ高気密のコスミックガーデンの大きな肝になる施工の一つです。
基礎断熱に逃げると、この苦労はありませんが、
デメリットが多いと判断し一貫して床断熱での高気密を継続しています。
途中の作業の写真が撮れませんでしたが、ここで高い技術で施工して頂いているので、
真冬の見学会で「床暖房ですか?」と尋ねられるような
冷たくない床の高気密高断熱住宅が実現します。
フィルムやテープに頼るよりも、なるべく材料と工程を増やさず、
コストをあげず、シンプルな作りで高性能住宅の実現を目指します。
コメント