配線後、ウレタン吹付。
相変わらず、美しい仕上がりの 電気職人さんの仕事っぷり。
不要にねじらず、斜め配線やショートカット(電線の量を節約するためと
作業を楽にするため)は行いません。

天井裏などで配線に関するトラブルがあった際、どの線がどこを通ってるのかさえ
わからなくなることが多々あるので、それらを防止する意味もあります。
浴室の上には、電気配線やTV関係の配線など多くの電線が
集まってきます。
分配器など機器類もここに集中させます。
構造的に、唯一「懐(ふところ)」に余裕のある場所がここなのです。

吹付断熱を古くから扱っている「マルフジフォーム工業」さんの
作業車です。
クラレの「クララフォーム」の2液タイプをこのトラック内で
混合し、圧をかけて壁面などに吹き付けます。

窓や、コンセント類などビニールシートでしっかり養生しておきます。

30倍発砲の独立気泡型硬質ウレタンを
写真のようにスタッド(柱)近くまで 多く吹きます。
100倍発泡型の様に一気に膨らまないので、数回に分けて吹き付けて
「スキン層」を作ります。

真夏にタイベックスーツを着用し、ゴーグルとマスクを装備した
作業は本当に過酷です。その中で、細かなところまで断熱欠損が起きないように
丁寧な作業をしてくださる職人さん達には
感謝しかありません。
作業着に付着したウレタンの跡が印象的です。

ビニールシートやガムテープで養生していた箇所を剥がして
カッターで余分なウレタンをカットします。
たくさんの残材が出ますが、きれいな仕上がりにするためには仕方ないのです。

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