いろんな住宅会社の見学会に行きましたが「どうですか?この空間の感じは?」と聞かれたのはコスミック・ガーデンだけでした。
岡山市/O様
「何千万も払って手に入るのがこれかあ」
― 家づくりのきっかけをお聞かせ下さい。
ご主人様:私たちは岡山の出身なのですが結婚してからは千葉で賃貸に住んでいたのです。二人とも田舎で育ったので”将来は一戸建てで暮したいね”という事があって千葉周辺で住宅展示場や建売の物件などを探し始めました。
―住宅展示場や建売の物件をみてどのように感じていましたか。
奥様:初めてだったからかも知れませんが” 何千万も払って手に入るのがこれかあ”という何か、物足りない感じがしていました。
大学の教授みたいな住宅会社の社長
―それでどのような転機があったのですか。
奥様:実は姉が数年前にコスミック・ガーデンで家を建てとても気に入っていて”居心地がいい”と聞いていたのです。そして姉から“もし、家を検討するならコスミック・ガーデンで家を建てなくてもいいから社長の藤井さんの話を聞いた方がいいよ。必ず参考になると思うよ”と勧められたのです。
私たちもいろんな物件や展示場の家をみて疑問を感じていたところですから”会って見たい”と思って藤井さんが東京に来られる際にお会いする事になりました。
――藤井社長にお会いになった第一印象をお聞かせ下さい。
ご主人様:建築会社の社長に会ったという感じがしなかったです。大学の教授から建築の事について教えて頂いたという感じです。それまでの建築会社の方のイメージは「資金は?」「土地は?」「年収は?」という商談のステップを進める話ばっかりですから。
――どういう点がそれまでの建築会社とは違ったのでしょうか。
奥様:聞いてこられる質問も違うのですが、藤井さんは売り込む気持ちが全くない感じで本当に中立的な立場でどのような考えで家創りをしないといけないか、どのようにすればよいか、新しい技術の話などを教えてくれました。
――印象に残ったのはどんなことでしたか。
奥様:「家は命がけで建てなければいけない」という事と「とにかく勉強が大事。コスミック・ガーデンで建てなくていいからいろんな家を数多くみた方がいい。」という事でした。
――「家は命がけで」「いろんな家をみるべき」と聞いてどのように感じましたか。
ご主人様:驚きました。それまで家は箱を買うもんだぐらいにしか考えていませんでしたから「命がけ」だなんて。でも家は家族のために建てるのだからもっと真剣に考えなければいけないと思いました。
奥様:私たちは家創りに対する知識も勉強も足りないなという事がわかりました。
「大手に頼めば大金を払うんだから性能はよくて当然じゃないの?」
―その時点では「家の性能」に関する知識はあまりお持ちではなかったのですか?
ご主人様:「知識はなかった」というか必要性を感じていませんでした。“そこまでしなくても大金を払うんだから性能はよくて当然だろう”というような根拠のない感覚がありました。
だから私たちの中に基準がないからいくら家を見に行っても“この家がいいものなのか、悪いのか”さっぱりわからないんです。でも藤井さんの話を聞いて”これはまずいな”と振り出しに戻るきっかけになりました。
―その後、建築会社選びはどのようにされたのですか。
奥様:それまで千葉に土地を買って一戸建てとも考えていましたが子供が生まれて”やっぱり故郷の岡山で子供を育てたい”と考えるようになりました。それで岡山に帰って本格的に家を建てる準備に入っていろんな会社を廻りました。
―実際にコスミック・ガーデンの家をみられてどのように感じましたか。
奥様:正直、よくわからなかったです。まだピンと来ていなかったのだと思います。
ご主人様:東京で会った時にも”別にコスミック・ガーデンで建てる事を前提に考える必要はないですよ”といわれていましたから、特別な感情をもってみたわけではありません。そのせいかも知れません。
私たちの建築会社を選ぶ基準
―建築会社を決めるときにどんな基準で選んだのですか。
ご主人様:まずは断熱材の性能です。断熱材の種類や施工の品質によって性能が異なる事がわかっていましたからメーカーや地元の住宅会社に行った時に”どんな断熱材を使っているか””その性能はどうか”は確認しました。あるメーカーでは冬、土間のあたりがヒンヤリしているんです。
これは下に断熱材が入っていないということなんですね。コスミック・ガーデンの見学会で土間で手をかざしているとそれを見て妹尾さんから「よくわかりますねぇ。そこも断熱材入っていますよ。」と言われました。よく考えると変な客かも知れませんね(笑)
次に「匂い」です。これははっきりわかりましたね。目がちかちかするかどうか、ツーンとする匂いがあるかどうかです。そして次は「防音」。家の中で手を叩いてどのように響くか試してしたりしました。
奥様:私は五感を通じて感じる感覚ですね。姉の家に行ったときに感じた雰囲気です。間取りとか収納の工夫とかそういうのでなくて家にいる時に感じる“この感じ好き。帰りたくない”というような。とても表現しずらいんですが…。
―先ほど、コスミック・ガーデンの家をご覧になって”ピンと来なかった”と伺いましたがどのようにして興味が増していったのですか。
ご主人様:藤井さんが講師を務める家創りのセミナーに数回、参加し始めてからです。教えてもらったことを軸に他の会社の家をみたり、自分自身でも断熱材の事を調べたりすると面白くなっていったのです。
奥様:最初はコスミック・ガーデンの欠点を探すぐらいの気持ちでいろんな会社を廻り始めたのですが気づくとくやしいけど(笑)結局、コスミック・ガーデンに帰ってしまったという感じです。
「こだわり 」って誰のため?
―最終的にコスミック・ガーデンにお決めになったのはどうしてですか。
ご主人様:先ほどの家の性能がクリアしている事はベースです。その上で”家が主張しすぎない”というかとがったものを感じなかったという事が大きいです。
―具体的にお聞かせ頂けますか。
ご主人様:例えば、”オールヒノキで…””洗練されたほかにはないデザインで…”など今は住宅会社さんが差別化しなければいけないから”建てる側のこだわり”がたくさんありますよね。
でも家は他人のこだわりを買うのではなくて自分たちの家族が幸せに暮せるような”空間”や”場”を作るんだと思うのです。コスミック・ガーデンのOBさんの家を見学させてもらった時に“見た目は普通だけど違和感がなくてとても居心地がいい”という感じ。他のメーカーでは感じることができなかったですからね。
雨降ってたの?町内の放送あった?
―実際に入居されてどのようにお感じになりますか。
ご主人様:冬は家全体の温度が一定ですから朝起きた時、布団から起きた時も寒くないです。
奥様:一番、良かったなと感じるのはやっぱり外から帰ってきた時です。冬も夏も、気持ちいい感じが気に入っています。
ご主人様:それと驚いたのは外の音がほとんど入ってこない事ですね。雨音が聞こえないし、近所の放送とか、生協さんが来るのがわからないみたいなのでそれは不便かも知れません(笑)それぐらい静かです。
奥様:姉が藤井さんを紹介してくれなかったら、見学会に行っていなかったらコスミック・ガーデンとの縁はなかったと思います。最終的にコスミック・ガーデンを選んで間違いなかったと今、本当に思います。
私たちが家を建てて本当に手に入れるものは何なのでしょうか。
―いろんな会社がある中で、なぜコスミック・ガーデンを選ぶことができたのでしょうか。
奥様:「選べた」というよりも「選ぶ目」をつけてもらったという事だと 思います。一番最初に行ったコスミック・ガーデンの見学会では”ピンと来なかった”わけですから。それがセミナーに参加して知識を勉強し、勉強した視点で いろんな住宅会社を比較検討してみた。もちろん、コスミック・ガーデンのこともシビアに見ることができたと思います。
ご主人様:一緒に成長できたから結果に繋がったのだと思います。最初はあくまで「家を買う」という意識でほとんど知識も何もなかったですからね。妻も申し上げたように最初はわかりませんでしたから。
―「家を買う」という感覚でなくどのように考えればよいのでしょうか。今から家づくりをされる方にアドバイス頂けますか。
ご主人様:「いくらで家を買う」という意味では同じなのです。でも買うのは素材とか建材という材料なのですが手に入るものは「何もない場所、空間」なんですね。だから見学会ではどうしても素材や仕様、デザインといった目に見える部分を注目してしまいますが目に見えない「空間」が居心地がよいか、そしてその後に「その理由は何か」を聞いて頂きたいと思います。
そういえば、いろんな住宅会社の見学会に行きましたが「どうですか?この空間の感じは?」と聞かれたのはコスミック・ガーデンだけでした。
(聞き手:WISHパートナーズ赤木 浩二)