床下空間を利用した空調(床下エアコン)は要注意

2023年6月2日

特に、床下空間を利用した空調は要注意です。

  • 床下が掃除できなければ、ホコリが舞い上がる可能性がある
  • 基本的に冷房が使用できないため、夏用エアコンがもう1台必要
  • メーカー保証を受けられなかったり、電気店が設置対応できない場合がある

床下の掃除ができなければ、床のガラリからホコリが舞い上がる日常になってしまう可能性は否めません。床下は「室内だから汚れない」と説明する会社もあるようですが、掃除をしなくていい室内はありません。

また、冷たい空気は床下にとどまったり、エアコンの吹き出し口が結露してカビが発生する可能性が高いことから、床下エアコンは夏は基本的に使用できません。このため、同じ部屋に夏用エアコンがもう1台必要となる場合があります。

冷房を利用できる仕組みとして、床下の冷気をダクトで2 階に吸い上げて1 階に降ろすシャワー方式を採用しているところがあります。この場合も、床下空間が清潔でなければホコリも一緒に吸い上げて家中にまき散らしてしまう可能性が否めませんが、2階の吹き出し口に空気清浄機を設置して対応する住宅会社もあるようです。

なお、エアコンメーカーの想定外の設置方法のため、メーカー保証が受けられなかったり、電気店が交換対応できない場合があるので、そのあたりも事前の確認が必要です。

※床下空間を使ったエアコンの仕組み。床下の清掃性が重要。