【断熱材】湿気に強い断熱材を選べば内部結露も安心
【断熱材】
壁の断熱は、断熱性能が高く湿気に強い断熱材を選べば
内部結露も安心
冬型・夏型の内部結露のメカニズム
断熱材で最も気を付けなければならないのは壁の中の結露対策(内部結露)です。
内部結露とは、家の中と外の温度差により、壁の中に結露が発⽣してしまう現象のこと。結露が発⽣すると住宅全体でカビが発⽣しやすい状況を作ってしまいます。
特に夏型結露を防ぐには、断熱材が湿気を通しにくい素材であることが重要です。
内部結露で生じた壁の中のカビ
カビは、喘息やアレルギー症状を引き起こして健康を害するだけでなく、壁や柱、⼟台を腐らせてしまいます。内部結露は絶対に引き起こしてはいけない怖い現象です。
内部結露を抑えるためには、なるべく湿気を通しにくい断熱材を選びましょう。
ベーパーバリア施工とベーパーバリアが抱えるリスク
湿気を通しやすい繊維系断熱材(グラスウール・ロックウール等)の場合は、防湿気密シート(ベーパーバリア)の施⼯が必須となりますが、⾒えない壁の中に施⼯されているビニールシートに、クギ⽳が⼀つ空いただけで内部結露の要因となってしまうというリスクを⼀⽣抱えることになります。
代表的な断熱材別の特徴まとめ
断熱性能 | 湿度の通しにくさ | コスト | ベーパーバリア施工 | |
---|---|---|---|---|
発泡30倍硬質ウレタン | ◎ | ◎ | △ | 必要無し |
発泡100倍硬質ウレタン | 〇 | △ | 〇 | 地域によって必要 |
グラスウール・ロックウール | △ | × | ◎ | 必須 |
セルロースファイバー | △ | × | × | 必須 |