様々な指標で表現される高気密高断熱性能

高気密高断熱性能については、「UA 値」「C 値」の他に、「HEAT20(ヒートトゥエンティ)」「G1」「G2」や「ZEH(ゼッチ)」「BELS(ベルス)」「断熱等級」など、色々な指標で表現されるため、家づくりを始めたばかりの人には非常に分かりにくくなっている現状があります。UA 値とC 値は必ずセットが考える必要がありますが、UA値を軸にまとめると岡山県南エリア(6地域)では次の通りに表すことができます。

HEAT20(ヒートトゥエンティ)
建築関係の組織や企業、大学教授や専門家で構成された団体。日本を8つの地域に分けて、必要な家の断熱性能を数値化して評価。地域性が考慮され、同じUA値でもグレードが異なる。
例:UA値0.46の住宅 → 5地域ではG1、6地域(岡山含む)ではG2(断熱等級6)中国地方では、HEAT20のG1~G2 を目指せば十分に冬暖かくて夏涼しい家を作ることができます。
※6地域などの断熱地域区分
省エネルギー法の告示にて、全国各地が1~8地域の断熱レベルで区分けされています。岡山県南はほぼ6地域、県北の寒いは5地域(備前市など)・4地域(新見市など)が割り当てられています。
重要な点は、地域区分が異なると、G1,G2などの断熱のランクに必要なUA値が変わることです。