工場見学
久しぶりに、当社2X4パネルを
作っている 「SHIN」 にお邪魔しました。
現在、検討中のお客様のご案内で工場見学です。
とにかく、めちゃめちゃ寒い日だったのですが
お客様も寒さに耐え、工場の人たちも
頑張ってくれていました。
工場長がいろんな質問に答えてくれています。
基本的に、この工場は女性やお子様が
見ても特に面白いものではありませんが
興味のあるご主人には
たまらないものがあるらしいのです。
この日は、たまたまコスミック仕様のパネルを製造して
いない日だったのですが、他社の材料との違いは
解りました。
写真上に積んであるツーバイ材は、他社の指定のもので
下にあるのが、コスミック用に使う材です。
工場に搬入される前の段階での
保管状態や、乾燥の度合いなどによって
このような、色の違いや 材のそり具合が
変わってきます。
お客様も、ツーバイフォー工法が
いかに耐震性に優れているか。
合理的で、コストパフォーマンスに優れているか。
法的な規制により、材の削減や、手抜きが難しいか。
などをご理解いただいたようです。
ついでに、「アイディールブレーン社製・制震テープ」 を
使っての実験をしてもらいました。
構造用合板に、ツーバイ材を
テープありとテープなしで釘止めし、
後に釘を抜いて、どれほどテープが
ひっついているか? 人間の腕力ではびくともしないかを
体感してもらいます。
テープなしは、当然釘を抜くとすぐにバレます。
テープありの方は、釘を抜いても独特の粘りと
接着力ではがれません。
コレを(スタッド)柱や梁、土台全てに使用し
構造用合板と接着します。
阪神大震災(ちょうど、16年前の今日の出来事ですが・・・。)クラスの
地震に遭遇しても、クロスにしわがよるかどうかといった
程度にまで揺れる力を吸収・分散します。
元来耐震性の高いツーバイ工法の場合
制震テープは不要と言われるほどなのですが
もし採用すれば、ほんとに鬼に金棒状態になります。
そんなこんなで、寒い中工場見学を終えられた
お客様は、「目から鱗」 「考え方が変わった」 と
おっしゃってくれました。
いつでも、と言うわけには行かないかもしれませんが
興味のある方は一度お問い合わせくださいませ。
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