処理の違い

2013/08/26
ここのところ、あちこちで

棟上げをしている現場を見かけます。

 

大安・吉日で

「さんりんぼう」でなければ、

近くのどこかで クレーン車が

棟上げ(建て方)工事をしています。

 

 

そこで、ちょくちょく見かける

基礎の上に乗っかる

「土台」。 防蟻・防腐処理をしている

ので、色が木の色でなかったり、(こげ茶や緑色など)

大きめの文字でマーキングがしてあるので

よく目に付きます。

 

 

 

ちなみに これが当社で使う

土台です。

「KD」=「キルドライ(乾燥材)」の表記が

あります。

 

 

 

最近他社の現場で、よく見かける土台で、

「PG」という表示のあるもの。

 

「一般土台」=「グリーン」と呼ばれる

乾燥していない材の事です。

 

構造材で 「グリーン材」とよばれる

モノが、いまだに多く使われているという事実。

 

別に法規違反でも何でもないのですし、

JAS・AQ規格は同等とされていますが

価格が安い反面、施工後の「狂い」が

大きく、木材が結構「動く」ということです。

 

 

引き渡し直後に、クロスにしわや

ひびがはいる。

 

建具の隙間が出来る、動きが硬くなるなどの

症状が出ます。

 

 

土台にグリーン材を使っても

柱や梁で抑え込むので

大丈夫っぽく考えがちですが

「木が動こうとする力」を

なめるととんでもないコトになります。

 

 

E・EA協議会のメンバー会社では

乾燥材が当然なので、信じられないのでしょうが

世間一般では 結構使われているようです。

 

 

もし、皆さんも 土台など裸の

構造体が見ることの出来る現場があれば

見極める一つのポイントとして

判断できる箇所だと思います。

 

 

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