処理の違い
ここのところ、あちこちで
棟上げをしている現場を見かけます。
大安・吉日で
「さんりんぼう」でなければ、
近くのどこかで クレーン車が
棟上げ(建て方)工事をしています。
そこで、ちょくちょく見かける
基礎の上に乗っかる
「土台」。 防蟻・防腐処理をしている
ので、色が木の色でなかったり、(こげ茶や緑色など)
大きめの文字でマーキングがしてあるので
よく目に付きます。
ちなみに これが当社で使う
土台です。
「KD」=「キルドライ(乾燥材)」の表記が
あります。
最近他社の現場で、よく見かける土台で、
「PG」という表示のあるもの。
「一般土台」=「グリーン」と呼ばれる
乾燥していない材の事です。
構造材で 「グリーン材」とよばれる
モノが、いまだに多く使われているという事実。
別に法規違反でも何でもないのですし、
JAS・AQ規格は同等とされていますが
価格が安い反面、施工後の「狂い」が
大きく、木材が結構「動く」ということです。
引き渡し直後に、クロスにしわや
ひびがはいる。
建具の隙間が出来る、動きが硬くなるなどの
症状が出ます。
土台にグリーン材を使っても
柱や梁で抑え込むので
大丈夫っぽく考えがちですが
「木が動こうとする力」を
なめるととんでもないコトになります。
E・EA協議会のメンバー会社では
乾燥材が当然なので、信じられないのでしょうが
世間一般では 結構使われているようです。
もし、皆さんも 土台など裸の
構造体が見ることの出来る現場があれば
見極める一つのポイントとして
判断できる箇所だと思います。
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