全棟気密測定を実施し、C値を公表している会社に絞り込みましょう

冬に暖かくて夏涼しい家を作るためには断熱性能(UA 値)だけで判断してはいけません。必ずC値を確認してください。C 値は気密測定による実測で算出される数値で、気密性能の高さを表し、「家の隙間」をどれだけふさぐことが出来ているかということを表します。C 値は数値が小さいほど隙間が小さいことを表しており、気密性能が高くなければ思ったよりも寒かったり暑かったりするせっかくの断熱性能が役に立たない家になってしまいます。「全棟気密測定」を行っている会社を選びC 値は0.5 以下を目指しましょう。

気密性能:C値
目指す数値0.5以下

気密性能が低い場合は、壁の中に水蒸気が発生(内部結露)しやすくなり、普段は床材や天井材、壁材に隠れて見えない部分で結露が起きて構造部分が傷み、耐震性や耐久性が損なわれる可能性があります。

住宅会社への確認ポイント

UA 値(断熱性能)とC 値(気密性能)のどちらもチェックしましょう。

「C 値は公開していない」「C 値が1 以上」「全棟気密測定をしていない」場合は、いくら断熱性能(UA 値)のスコアが良くても冬に寒くて夏に暑い家になります。