トリプルガラス

2013/05/02
先日、工場・構造見学会ということで、

建築中の当社の藤井社長宅も見学しました。

 

見どころが幾つかあったのですが、そのうちの一つ、

YKK ap社の「APW330 真空トリプルガラス」。

 

ぱっと見、分かりません。

 

近づいても、よくわからないんです。

 

というのも、下のような構造になっているからです。

 

3枚が均等に並んでいるのではなく、3枚の内2枚は、

非常に接近しており、見た目では1枚に見えるからです。

 

この接近している2枚のガラスは、YKK ap社製ではなく、

日本板硝子という会社のスペーシアという

真空ガラスが使われています。

 

この2枚のガラスの間は真空状態なのですが、

間に何もなければ、ガラス同士がくっついてしまい、

断熱効果が無くなってしまいます。

 

そこで、2枚のガラスの間には、スペーサーと呼ばれる

小さい粒が挟んであります。

 

 

見えました?

 

もうちょっと拡大します。

 

 

これです。

現場でも、じーっと見ないと気づかないくらい小さい点です。

なんと、このスペーサーを挟んでいる2枚のガラスの間隔は0.2mm。

 

このようなものを間に挟んで、高さ2メートル以上の掃出し窓のサイズの

真空ガラスを作ってしまうのですから、製造業の技術力には感心します。

 

 

さて、このトリプルガラスは、当社では標準採用ではありませんが、

標準の樹脂サッシとサッシ部分は同じですので、お使いになることも可能です。

(お値段はあがってしまいますが)

 

サンプルも当社に置いてありますので、お気軽にご覧ください。

 

また、前回の工場・構造見学会および、5月11日・12日の新築内覧会ですが、

駐車場等の関係上、OB施主の皆様にご案内をお送りできておらず、

大変申し訳ございません。

 

藤井社長邸は、少なくとも完成見学会ではご覧いただけるように

社内で検討しております。

ご期待ください!

 

「OBの方々だったら是非見たいはず」と勝手に想像する岡本より

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