トリプルガラス
建築中の当社の藤井社長宅も見学しました。
見どころが幾つかあったのですが、そのうちの一つ、
YKK ap社の「APW330 真空トリプルガラス」。

ぱっと見、分かりません。
近づいても、よくわからないんです。
というのも、下のような構造になっているからです。
![triple_01[1]](https://cosmic-g.jp/wp-content/uploads/blog_okamoto/photos/2013/05/triple_011.jpg)
3枚が均等に並んでいるのではなく、3枚の内2枚は、
非常に接近しており、見た目では1枚に見えるからです。
この接近している2枚のガラスは、YKK ap社製ではなく、
日本板硝子という会社のスペーシアという
真空ガラスが使われています。
この2枚のガラスの間は真空状態なのですが、
間に何もなければ、ガラス同士がくっついてしまい、
断熱効果が無くなってしまいます。
そこで、2枚のガラスの間には、スペーサーと呼ばれる
小さい粒が挟んであります。

見えました?
もうちょっと拡大します。

これです。
現場でも、じーっと見ないと気づかないくらい小さい点です。
なんと、このスペーサーを挟んでいる2枚のガラスの間隔は0.2mm。
このようなものを間に挟んで、高さ2メートル以上の掃出し窓のサイズの
真空ガラスを作ってしまうのですから、製造業の技術力には感心します。
さて、このトリプルガラスは、当社では標準採用ではありませんが、
標準の樹脂サッシとサッシ部分は同じですので、お使いになることも可能です。
(お値段はあがってしまいますが)
サンプルも当社に置いてありますので、お気軽にご覧ください。

また、前回の工場・構造見学会および、5月11日・12日の新築内覧会ですが、
駐車場等の関係上、OB施主の皆様にご案内をお送りできておらず、
大変申し訳ございません。
藤井社長邸は、少なくとも完成見学会ではご覧いただけるように
社内で検討しております。
ご期待ください!
「OBの方々だったら是非見たいはず」と勝手に想像する岡本より

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