動的耐震計測

2013/10/28
明日(10月29日)から完成展示会として

一般公開する社長宅ですが、その前に

実際に家を揺らして強度を測る

「動的耐震計測」を行いました。

 

2階の中心に置かれた、揺れを起こす「起振機」。

左右に、ハンドルがついている4つの”おもり”が

見えますでしょうか。これが1つ20kgあり、

計80kgが様々な周波数で前後に揺れます。

 

そして、数カ所にセットされた加速度計。

これにより、建物がどの程度揺れているかが

分かります。

 

 

どの程度建物が揺れているか記録しながら

少しずつ周波数を変えていくので、計測に

20分程度の時間がかかります。

これをX軸(南北方向)1回、Y軸(東西方向)1回

の計2回行うことになります。

 

計測会社さんに計測データを持ち帰って頂き、

後日詳しい報告書をいただくことになりますが、

揺れの反応を見る限り、「特に問題ない」とのこと。

ただ、南面に開口(窓に代表される建物の壁の開き)が

多いため、建物の中では比較的揺れやすい面では

あるとのこと。

開口部が大きかったり、耐力壁を減らすと強度が

落ちるのは当然ですが、このように測りながら

解説をされると、真実味があります。

 

さて、これ以上は速報で喋りすぎると予断や誤解を生むので、

詳しい結果は分析後の報告書にて、と、釘をさされました。

 

 

ここで少し解説しますと、この計測で分かるのは、小さい振動を

与えた際の反応による「建物の堅さ、剛性」ということです。

 

反対に、大きく建物が動いたときの「ねばり」「柔軟さ」

といった特性は測れません。

よく皆様にご説明させて頂いている構造用合板の柔軟性や、

制震テープによる振動の低減の効果は分からないということです。

 

ですが、この計測だけでも、そもそも建物の大きさに対して

壁の量が足りているか、構造自体の強度は十分か、安全でないほど

間取りが偏ったり、スペースを大きく取ったりしていないかなど、

参考情報としては多くの情報が得られます。

 

また、実際に建物を揺らすという実証・体感の価値は大きく、

中古住宅のリフォームの必要な個所を判断する場合に、

建物を揺らして、壁の量が足りていない面を探す場合などにも

使われるものですが、強度の低い建物の場合は、この

小さな起振機の揺れに対しても、建物がかなり体感できる

くらい揺れる場合もあるそうです。

 

社長宅では、最も共振する周波数で揺らしても、殆ど

振動を感じることはありませんでした。

 

 

 

この後、折角なので、ということで、引き渡したばかりの

お客様宅もお願いして、計測させて頂きました。

こちらも素晴らしい結果だったようです。

 

後日、詳しい報告書が届くのが楽しみです。

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