大型倒産

2009/04/18

先日、テレビで「富士ハウス」倒産のその後、建築中や契約直後の

施主さん方が弁護団とともに詐欺容疑で訴えた。  ということを

見ました。

この辺ではなじみがありませんが、関東近辺では

かなり有名なビルダーです。

数ヶ月前、「富士ハウスが倒産」 のニュースを見て

業界関係者は驚きました。

現在、全国制覇を推し進めている「タマホーム」に対抗できる

数社の中の1社だからです。

 

今回の被害者の方々も、異常に高額な契約金や

工事の進行状況に見合わない中間金などを

支払っています。

 

中には、更地のままで、工事代金全額支払ってしまい、

ただ空き地だけが残ってしまった悲惨なご夫婦も

いらっしゃいました。

 

この業界では、基本契約金は

工事請負金額の1割。

着工金は着工時に2割。 中間金(上棟時金)は棟上の時点で3割。

完成時に残り4割を支払うのが普通とされています。

 

何も知らないお客さんに、値引きするからとか、

円高差益還元などと理由をつけて、最初に高額な契約金を

支払わせる手口です。

一気に大金を回収したところで、計画倒産(?)です。

この岡山県でも、この10年の間に同じような

倒産劇が何件も起きています。

殆どが、土地とセットで販売する分譲業者や

ローコスト系、または自らフランチャイズ展開をし

莫大な資金を投入した展示場をオープンさせたものの

生かせなかったりというパターンです。(ここも

計画倒産に近いと思います。)

 

1年間に何十、何百という棟数や展示場の大きさ・多さを

競う会社が本当に安心できる会社なのでしょうか。

 

家は建てるもの。

買うものではないと思っています。

これは、「なんば建築工房」さん「森本工務店」さん

「あらい建設」さんも同じ考え方です。

しっかり地に足をつけて、数字だけを追いかけない

確実性が必要だと思います。

 

まだこれから、家を建てようとしている方。

しっかり「会社」 と「建てているもの」も見極めてください。

 

いくら裁判を起こしても、先に支払ったお金は

まず全額は帰ってきません。

まして、銀行でローンを組んでから支払ったりしたら

いかなる状況があっても銀行はしっかり返済を

求めてきますよ。

 

 

大きく、安心なように見えても、内情は「火の車」で

お金のかかる巨体を支えきれなくなっているメーカー・

ビルダーは今たくさんあります。

 

・・・・・ご注意を。

 

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