屋根の上から

2013/09/01
 

現在工事中の現場の

屋根の上からの写真です。

 

 

わかる方には、大体どの辺りか

わかると思いますが・・・。

 

 

比較的昔からある 大型団地なのですが

見渡すと結構な割合で、太陽光発電の

「ソーラーパネル」が乗っています。

 

 

 

いろんなメーカーの

様々な発電容量のものが

乗っています。

 

 

施工された時期は わかりませんが

建物自体は築10年以上は経過しているお宅も

あるようです。

 

 

 

屋根葺き材が 釉薬などの焼き物の「瓦」の

お宅なら良いのですが、

ガルバニウム鋼板などの鉄板と

「ベスト瓦」などと呼ばれる

薄いセメント瓦のお宅にも

ソーラーパネルが乗っています。

 

 

 

 

ソーラーの施工業者さん的には

屋根の上に重いものが乗るので

ベスト瓦のように軽量なもので

施工されている方が安心。とか

パネルを止めつけるとき

薄い瓦の方が 長いビスで上から

打ち込みやすい。など

メリットを言われるそうです。

 

 

・・・が、実際には

ベスト瓦は 塗り替えなどを繰り返さなければ

ならないのですが、パネルが乗ったところは

それが出来ない。

 

乗っていない外周部だけは 塗り替えを

しなければならず、パネル下は手つかずなままです。

 

紫外線が当たらないので 劣化しないという意見も

聞えて来そうですが、パネル間のわずかな

隙間からの紫外線や

経年劣化は進んでしまいます。

 

 

また、作業しやすい=雑な止め方による

「雨漏り」の発生確率が上がる懸念があります。

 

 

しかも、ハウスメーカーの商品の

一部や、ローコスト系住宅だと

瓦が軽い分、小屋組み(屋根の山形を作る

木材など、構造材)の強度をぎりぎりまで落としていたり

材の量や太さを最小限にコストダウンしていることが

あり、パネル重量に耐えきれなかったり、

「瓦」に葺き替えたくても、強度上無理があったり・・・。

注意が必要です。

(※乗っけた途端 ひずんだり、傾いたりということは

ありませんが、数年単位で考えるとどうでしょうか?)

 

 

最初に施工した ハウスメーカーや

ビルダー、工務店なら

後々の保障問題にもかかわるので

キチンと計算や考慮もするでしょうが

訪問販売業者や、ポット出の新規業者だと

そのあたり、ちゃんと確認する必要があります。

 

 

 

殆どの建設業者やハウスメーカーは

自社以外の業者が、太陽光を施工した場合

その時点で、屋根からの雨漏りに関しては

例え、築1年でも 保証はしないでしょう。

(場合によっては、全ての保障が×になることも

あるそうです。)

 

 

今現在、発電した電気の買い取り金額が

高額だったり、ちょっとしたブームのように

なっているので、ソーラー発電を既存住宅に。と

お考えの方は、上記のような

様々な 注意点が隠れているので

建てられた 会社と施工業者に

納得いくまで、相談をされてから

工事することを お勧めします。

 

 

目先の ちょっとした利益だけに

惑わされないように・・・・・。

 

 

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