湿度計の精度

2013/08/26
この週末は、「夏の体感ツアー」と銘打っておきながら、

曇天で気温も下がり、猛暑の中の高性能住宅とまではいきませんでした。

 

しかし、OB施主様と検討中の方々が交流されるという意味では、

大変有意義なOB宅訪問見学会が開催できたと思います。

 

今回の訪問先のY様、I様とも、大変広く深く研究、調査され、

徹底的に検討されたと社内で聞いております。

 

そんな施主様と、社員としても、OB同士としても情報交換をさせて

頂けるので、私も仕事とはいえとても楽しく過ごさせて頂きました。

 

両方のお宅で、一つ同じ話題が出たのが、湿度計についてです。

 

私が以前のブログで自宅の温度、湿度について書きましたが、

これについて、Y様から「岡本邸は、ウチより湿度が低いね。湿度計の誤差はないの?

ちょっとその湿度計持って来て。ウチのと比べよう」とご連絡を頂きました。

 

どちらにしても、お客様にもお見せするため湿度計を持って行っていたのですが、

確かに、Y様邸の湿度計の方が5%ほど湿度が高めに表示されます。

どっちがホントかわかりませんが、両家の快適性は同じくらいですね、

ということで、Y様の仮説が正しいという結論になりました。

 

 

さて、翌日のI様邸では、「湿度がかなり高くて、しょっちゅう70%、80%になる」

と言われたので、お持ちした当社の湿度計と、I様邸の湿度計を並べてみました。

 

すると、今度は当社の湿度計よりI様邸の湿度計の方が、10~15%くらい高めに

表示されています。(当社の湿度計:60&、I様の湿度計:75% 等)

 

 

これは、湿度計自体の精度に問題があるのでは??

ということで、色々と調べていたら、比較的低価格の簡易な湿度計と、

「高精度」湿度計など、色々あるようです。

 

高精度湿度計は、「測定誤差 ±3%」とうたわれているものが多いようですが、

簡易なものは、誤差自体、記載がありません。

 

また、色々なネット上の情報を見ていると、湿度計は(方式にもよりますが)

落下するなど衝撃を受けると狂ってしまい、誤差を持ったままになってしまう

こともあるようです。

 

もともと、相対湿度の測定はなかなか精度が出にくいようですので、

簡易なものを使う場合は、±5~10%くらいの誤差はあるとして、

絶対値そのものより、そのお部屋の日々の変動具合を観察して

快適性の調整を考えるのが良いかも知れません。

 

高精度湿度計については、もうちょっと調べてみたいと思います。

 

それにしても、Y様もI様も普通にご自宅に温度湿度計があり、

常にチェックされているとは、流石!と思ってしまう見学会でした。

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