相続問題

2011/07/23

現在、私のまわりでも

お客様に限らず、相続問題を処理を行っている

案件が何件も有ります。

 

家を建てようとするとき、両親の名義の土地に

そのまま借地として 建てて 抵当権(担保提供)をする。

と言うのは多々有ります。

 

それ自体は、何ら問題は有りません。

 

それよりも、ずっと昔に亡くなったおじいさんの名義などに

なったままで、何十年も放置しておいた場合

問題が起きることが有ります。

 

固定資産税を払っておけば、役所から

とやかく言われることもありませんし、余程の資産を持っていないかぎり

相続税をたくさん持っていかれることもほとんど有りません。

 

亡くなった方の財産を相続する権利を持たれた方が

高齢化し、場合によっては「認知症」などが進んでしまった

時、ややこしくなります。

 

「後見人」 という立場の人を決めなければ

なりませんし、(家庭裁判所に数名の身内の後見人候補を

挙げ、申し立てます。) 司法書士や弁護士のお世話にならなければ

素人では、まとめることはほぼ不可能だと思います。

 

相続人が、お元気で 関係者の人間関係が

良好な場合、ひとこと「いいよ。」で済むものが

後見人が立つと、必ず半分の権利は行使しなければならず、

全部譲る。。。と言うことはありえません。

 

また、相続の権利を所有する人物を

特定するために、戸籍は勿論

亡くなられた方の 「附票」 (その方が生まれてから亡くなるまで

の戸籍で、周りに認知されている婚姻相手以外の方や

子供さんたちが存在しないか?とかを確認するため。) を添付しなければならず

時間も手間も想像以上にかかります。

 

いずれにしても、普段からやることでもないし

専門用語や、専門知識が溢れ

一般人には、パニック状態に追い込まれそうな

難しい問題です。

 

仕事を休んだり、日時指定で出頭することもあるだろうし

係りたくない人物(親戚など)とコンタクトを取らないといけない事も

あるだるし・・・。

 

 

いずれにしても、放置しとくと どんどん難しく成長してしまう

ことの多い 「相続問題」。

 

心当たりにある方は、お早めに司法書士または

弁護士に相談することをお勧めします。

 

相談先に心当たりにない方は

私のほうにご連絡いただければ

段取りしますよ。

 

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