お墓の上棟
久々のブログです。 ちょっと風邪気味でブログ更新を
怠けてしまいました。
先日の日曜日、我が妹尾家のお墓を立てました。
墓の上棟です(?)
朝はやくから、塩と酒を持って墓地へ向かいました。
早速清めの儀式です。
地鎮祭のようなものですが、新築とは反対の
方向へ回りながら(北東から反時計回り)墓地の四方を清めます。
スヤ(仮のお墓)にどいてもらって、敷地四面の土留め代わりの
石の盤(長い延べ石)を設置します。
ユニックで吊り上げながら、規格寸法にカットされた
石を並べます。
もちろん、レベルも見ながら・・・。 墨だしもあります。
建物の基礎工事に良く似ています。
盛り土をいれ、敷地をならしたら、墓石本体をすえつける前段階の
プレキャストのベースを設置します。
3人の職人さんが来ていましたが、連携プレーとそれぞれの
段取りが素晴らしく、非常にテキパキしています。
墓石の台座部分の据付です。
薄いスペーサーと石用コーキングを使って水平を調整しながら
ゆっくり降ろしていきます。
真ん中の円柱は、耐震用の芯柱です。
地震の揺れのとき、墓石が倒れないようにするためです。
ここに、コスミック・ガーデンが採用している制震テープ
(アイディール・ブレーン製)を使えばもっと安心なのに・・・
などと思いました。
その円柱に墓標をゆっくり降ろして組み込んでいきます。
名前の周りが変色しているのは、養生シートが
貼ってあるからです。
完成まではがさない。 まるで玄関ドアの養生のようです。
先祖墓としての名前の入った石版を立てます。
向きには特に決まりはないようなので、入り口から
良く見える向きに設置しました。
周りにある他のお墓とは反対方向です。
この辺りも、「あまのじゃく」 な私の感性が反映されています。
作業開始から約4時間。
我ながら立派な親父の墓が完成です。
お墓を建てる職人さんは、左官・基礎・タイル・土工みたいな
仕事をいっぺんにやってしまいます。
ずっと現場に立ち会って、上棟日のお客様の気持ちに
近いんだろうなという感覚になりました。
上棟のように、「棟」 は上がりませんが、
なんとも 感無量でした。
私もいずれ、この墓に入るんだろうな・・・などと思いつつ
娘たちがちゃんとしてくれるんだろうか とじいさんのような
心配を今からしてしまいました。
滅多に見れないお墓の建て方。
我が家のことだから密着できた1日でした。
これからも、きちんとお墓参りするからね。
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