一級表装技能士

2013/09/06
皆様は、「表装技能士(ひょうそうぎのうし)」という

国家資格をご存知ですか?

 

コスミックの住宅に使われる壁紙は、

紙と布のクロスが殆どで、ビニールクロスは

一部しか使いません。

たまに、和紙やシルクなど、それ壁紙??という

ような素材を職人さんに張って頂いたりします。

 

 

分厚く、融通が利くビニールクロスに比べて、

紙や布のクロスは、厚みがなく、扱いが難しいため

施工には、大変な技術が必要です。

 

コスミックの壁紙を張ってくださっている職人の山崎さん達。

普段は黙々と貼ってくださっていますが、少しお話する機会があり

お聞きしたのは、

「コスミックのようなクロスは他の現場では張ることがない。

難しいから、コスミックの現場には一級表装技能士しか入って

ないんよ。」とのこと。

 

特に、輸入クロスは国内産とはロールの幅なども違い、

模様を合わせて張っていくのは大変な作業だそうです。

張るのには、「思い切りがいる」とのこと。

大変だ、大変だと言いながら、やりがいもある、と

施主時代に現場で教えてもらいましたが、実際、

大変な作業だと感じました。

 

細長いロールで納品される壁紙を、上から下まで何通りも縦に

模様を揃えながら張っています。・・・と考えると、鳥肌が立ちます。

 

 

こちらは、釣り階段の下。

本来は、左側のような細いボーダーのクロスですが、

右側の階段裏の傾斜に合わせるため、ボーダーを2本重ねて

幅の太いボーダーのような状態を作っています。

知らないと気づかないほど自然な仕上がりです。

 

 

日本壁紙協会が壁紙の年間生産量、出荷量を発表していますが、

紙・布の壁紙は、ビニル製の1%にも満たない量です。

それだけ、コストが安く、技術が低くても張れるビニールクロスが

普及していますが、コスミック・ガーデンでは、ビニールクロスの

可塑剤から放散される化学物質を考慮し、素材と施工のコストが

上がっても紙、布の壁紙で人が住まう空間を取り囲みます。

 

カラフルだったり絵があるだけのビニールクロスとは、

素材の質も、職人さんの技術も違うことを、コスミックの

住宅の見学会などで感じて頂ければ幸いです。

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