台風一過。

2017/09/18
 

今回の台風18号、久々に岡山県内でも

緊張が入った気がします。

 

エリア警報メールが バンバン入った日曜日でした。

 

 

平成16年8月末の台風と大潮が重なった時の

県南沿岸の浸水被害が大きかった記憶が強く

今回の18号でも 早々に「避難準備」 や 「避難勧告」が

発令され OB施主さん宅に被害が出ないかと冷や冷やしていました。

 

今日の祝日。

朝から 倉敷市児島の工事中の現場に始まり

児島地区~玉野市宇野~田井地区まで

被害状況の確認に走りました。

 

17日㈰ 昨日の夜 強風とドシャ降りの中

所用で車を走らせましたが、その時の状況が嘘のように

穏やかな瀬戸内海の風景です。

 

 

 

台風直後独特の抜けきった空気感で、香川側のコンビナートや瀬戸大橋が

キレイに見えます。

 

 

防波堤内や水路との接続部分には 流木やゴミなどが

溜まっていて、泥水のような色のところもありましたが

430号から見る瀬戸内海は穏やかでした。

 

 

 

数件のお宅を廻り、飛来物による被害や

水害の無いことを確認していきました。

 

やはり、下水管がオーバーフローに近くなり

トイレが流れにくかったり、建物周囲の桝(マス)の蓋が浮きかけていた。

という報告も頂きました。

 

こういった場合、あらかじめ最終の接続下水枡の蓋を開けておくなどに

対策をしておくことで対処できます。

 

雨水枡の蓋などは 浮いたり外したモノが無くなったりしないように

注意頂く事と、まれに 蓋を外した桝に足を取られ(特に夜)

怪我したりすることもあるので 要注意です。

 

 

玉野市内で 床下浸水があったというご連絡を頂き駆けつけました。

 

今回は 海水では無かったそうですが

山側からの雨水と近隣用水のオーバーで、道路面より約50cm程度

水に浸かったそうです。

 

 

その痕跡が 基礎換気口のステンレスメッシュに見て取れます。

 

 

境界のブロックには 到達した水位を記す跡が見えます。

 

 

 

 

もう少しで 玄関ドアから浸水するところまで来たそうです。

 

床下の点検口から撮影です。

ここにも 基礎立ち上がりに 水位を示すものが・・・・。

 

 

 

当時はベタ基礎ではなく 布基礎で 「スミクール」という

袋詰めの住宅用備長炭を基礎の中一面に敷き詰めていました。

 

市役所から 消毒の為回ってくれると思いますが

同時に 「基礎換気口」から 扇風機などでしっかり送風し続けて

基礎内の湿気を早めに除去してもらいます。

 

スミクール事態も 送風することで

含んだ水分を蒸散させます。

 

近所の排水用ポンプは新設され

住民の期待を負っていたのですが

残念ながら 昨日はうまく作動しなかったようです。

(・・・ポンプ設置場所を通ってみると 業者を含め

大勢の人々が修理&見学? していました。)

 

 

 

今回の18号では 実質的な被害は殆ど無かったようですが

(今回は満潮と強風が重なりましたが、海からの風でなく

山側から海に向かって吹いたそうで、浸水被害が少なかったと言われていました。)

 

天災が少ないと言われる山陽地方 特に岡山でも

これからの 気象変動には 十分な注意が必要だと思います。

 

床上浸水や けが人が出なくて良かったと思う本日の

パトロールでした。

 

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