建て壊しの祓い
いつもお世話になっている 西大寺の「安仁神社」の
三原宮司にお願いして、解体前の 「建て壊しのお祓い」 をお願いしました。
地鎮祭ほど 重要視されていませんが
今回は お寺さんを呼んで 仏壇の移動のための
仏事を行っていないので 仏さんの事も一緒に
神社さんにお願いした格好になります。
用意するものは、地鎮祭とほぼ同じですが
塩とお米(洗い米)が 少々多めに必要です。
地鎮祭や 上棟際では 約0.5合程度を
施主さんにもお願いしていますが
この神事に関しては、約1〜1.5合ほどを
用意して頂きます。
ざっと水洗い。
焚くわけではないので、しっかり洗米する必要はありません。
キッチンペーパー に広げて 水気を切ります。
たまに、コレがちゃんとできないうちに ビニール袋に入れて
口を結んで 一晩から1日 放置してしまい、
使うときに 「変なねばり」 が出てしまっている方がいらっしゃいます。 (泣)
お供えは・・・
野菜が高騰 する中 高価な品を多くは買えないので
ほどほどで・・・。
床の間に 家中の「お守り」や「お札」 などを
集めます。
過去の施主さん宅では、数十体と言う 「人形」が 運ばれてきたこともありました。
御神酒は 今回私が 個人的に用意したモノです。
地鎮祭などでは、建築業者も 「禊」(みそぎ) するという意味で
会社の負担で お神酒を購入するのが常識と考えますが、
以前 あるハウスメーカー(ビルダー)では、お神酒までも
施主に買わせるという やり方を見た事が有ります。
そんな行事に、会社の金は一銭も出せないと言うことでしょうか。。。
ちょっと悲しくなります。
御神酒に巻く 「熨斗(のし)」 には 「奉献」 と謹んで
献上しますという意味の文字が有ります。
今迄の工事で 祭壇に献上させて頂いた
御神酒の熨斗は 全て私が書いていました。
ど素人の汚い字ですみませんが、これからも続きます(⌒∇⌒)
家中の窓を少し開放し 祝詞奏上の後、床柱をはじめ
建物の角を 「紙垂(しで)」を巻いた金槌で 3回づつ叩きます。
同時に 多めに用意した 洗い米・粗塩・御神酒で
清めます。
気分的にスッキリして、神棚も仕舞えましたし
仏壇も片付けて 仮住まいに引っ越せました。
後は、エアコンや 再利用するかもしれない照明器具の取り外し
ライフラインの 撤去・休止の手続きです。
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