悪徳業者の手口と対策  その3

2010/02/25

前回のこのコーナー(勝手にコーナー化)で

狙われやすいお宅、業者の目をつける

ポイントなどを書きましたが、

今回の「その3」では

訪問してきたら何を言うか?

つまり、誘い方やその手口をお話したいと

思います。

 

○ セールストークとしては、高額な工事代金

 (正規の金額にあらかじめかなり上乗せしている。)を

 「半額にします!」 や何十万、何百万単位の値引きを

 平気で口にします。

  その条件として、「今日中に契約してください!」

 奥様一人の場合、当然 「主人に相談します。」などと

 言うのでしょうが、「提携ローンを組めば、月々の支払額は

 ほんの知れたもの。このチャンスを逃すのですか?」

 という切り返しを受けてしまいます。

 兎に角、安易な値引きは疑った方が賢明です。

 

○ これは、建築やリフォーム業界だけでなく

 インターネットなどのIT関係や電話料金システムなどの

 勧誘にも多いのですが、誰でも知っている有名な企業の

 名前を出して、その関連会社や子会社のような

 印象を持たせ、相手を信用させようと言うものです。

 「大手メーカーだから。」 「一流の大企業」 だから

 安心という考え方は要注意です。

 

○ 購入した動機や、使用後の感想や使い勝手などを

 モニター(報告)してもらうことを条件に

 大幅な値引きと「貴方だけ」というプレミアム感を

 演出し契約を迫る方法です。

 モニターを実施しているところ、全てが悪いわけでは

 決してありませんが、疑ってかかる必要はありそうです。

 

○ 最近ちょくちょく、耳にするのがこれ、

 「介護保険を使えば、タダでバリアフリーの工事が出来ます!」

 というモノ。

 高齢者宅が主にターゲットとなりますが、

 タダでリフォームできると言ってしまう業者も

 多く居るようです。

 介護保険を使う、住宅改修工事の場合、

 最大20万円までの工事費の自己負担1割で

 保険からは最大でも18万円の支給しかありません。

 また、保険支給の対象として認められる工事も

 きちんと定められているため、先ずは

 「ケアマネージャー」 さんや、 「市町村の介護福祉課」 などに

 ご相談されることをお勧めします。

 

○ 今一番にぎやかなのが、「太陽光発電(ソーラーパネル)」です。

  補助金の枠が限られている、電力会社の買取額が

 高い今のうちの工事が絶対得! 必ず10年で元が取れます!

 などなど、 中には、いまどきソーラーの乗っていない

 家に住んでるのはエコ意識が低い! とまで

 言う業者がいるそうです。 そんなことは大きなお世話なんですが・・・。

 また、新築時に同時ならそれほどでもありませんが

 既存住宅に後付する場合、工事人の技術力や

 施工能力の確認とその後の責任が問題となってきます。

 また、ソーラーの為だけで信販会社が入ったローンなどを

 組んでしまうと、売買電のメリットなど、ローンの「金利」だけで

 軽く吹っ飛んでしまいます。

 あくまで、(太陽光発電は自己資金で。) が基本です。

 

 皆さん、ご注意を・・・。 

  

 

 

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