悪徳業者の手口と対策 その3
前回のこのコーナー(勝手にコーナー化)で
狙われやすいお宅、業者の目をつける
ポイントなどを書きましたが、
今回の「その3」では
訪問してきたら何を言うか?
つまり、誘い方やその手口をお話したいと
思います。
○ セールストークとしては、高額な工事代金
(正規の金額にあらかじめかなり上乗せしている。)を
「半額にします!」 や何十万、何百万単位の値引きを
平気で口にします。
その条件として、「今日中に契約してください!」
奥様一人の場合、当然 「主人に相談します。」などと
言うのでしょうが、「提携ローンを組めば、月々の支払額は
ほんの知れたもの。このチャンスを逃すのですか?」
という切り返しを受けてしまいます。
兎に角、安易な値引きは疑った方が賢明です。
○ これは、建築やリフォーム業界だけでなく
インターネットなどのIT関係や電話料金システムなどの
勧誘にも多いのですが、誰でも知っている有名な企業の
名前を出して、その関連会社や子会社のような
印象を持たせ、相手を信用させようと言うものです。
「大手メーカーだから。」 「一流の大企業」 だから
安心という考え方は要注意です。
○ 購入した動機や、使用後の感想や使い勝手などを
モニター(報告)してもらうことを条件に
大幅な値引きと「貴方だけ」というプレミアム感を
演出し契約を迫る方法です。
モニターを実施しているところ、全てが悪いわけでは
決してありませんが、疑ってかかる必要はありそうです。
○ 最近ちょくちょく、耳にするのがこれ、
「介護保険を使えば、タダでバリアフリーの工事が出来ます!」
というモノ。
高齢者宅が主にターゲットとなりますが、
タダでリフォームできると言ってしまう業者も
多く居るようです。
介護保険を使う、住宅改修工事の場合、
最大20万円までの工事費の自己負担1割で
保険からは最大でも18万円の支給しかありません。
また、保険支給の対象として認められる工事も
きちんと定められているため、先ずは
「ケアマネージャー」 さんや、 「市町村の介護福祉課」 などに
ご相談されることをお勧めします。
○ 今一番にぎやかなのが、「太陽光発電(ソーラーパネル)」です。
補助金の枠が限られている、電力会社の買取額が
高い今のうちの工事が絶対得! 必ず10年で元が取れます!
などなど、 中には、いまどきソーラーの乗っていない
家に住んでるのはエコ意識が低い! とまで
言う業者がいるそうです。 そんなことは大きなお世話なんですが・・・。
また、新築時に同時ならそれほどでもありませんが
既存住宅に後付する場合、工事人の技術力や
施工能力の確認とその後の責任が問題となってきます。
また、ソーラーの為だけで信販会社が入ったローンなどを
組んでしまうと、売買電のメリットなど、ローンの「金利」だけで
軽く吹っ飛んでしまいます。
あくまで、(太陽光発電は自己資金で。) が基本です。
皆さん、ご注意を・・・。
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