断熱スクリーン

2013/01/24
本日は、カーテンなどでお世話になっている

トータル・ナカニシさんに案内して頂き、

建材の展示会に行ってきました。

 

ある商品を調査していたのですが、

運よく近所で展示会が行われていました。

 

目当ての商品は、下記のものです。

ブラインドのように見えますが、拡大すると・・・

スクリーンがハニカム(蜂の巣)構造の筒状になっていて、空気層ができます。

これで窓からの熱や冷気が室内に侵入するのを抑え、断熱するというものです。

 

何社か調べていたのですが、今回はその中の2社のメーカーの商品が

展示されていました。

下記は上の写真とは違うメーカーのものです。

こちらは、ハニカム(蜂の巣)構造が二重になっています。

 

先日のブログで我が家の深夜のサーモグラフィの映像を掲載しましたが、

大きい窓の下には、冷気が下る「コールドドラフト」現象が発生します。

そこで、こういったものを窓の開口部いっぱいに取り付けると、冷気が防げると想定されます。

後者の商品などは、人気がなくて廃版になりかけたところで、

震災の影響で省エネ需要からお蔵入りにならずに復活したそうです。

やはり、なるべく機器等に頼らず、シンプルでアナログな省エネができれば

越したことはないですよね・・・

 

このハニカム構造のスクリーンは、今後の実験やご提案に取り入れていきたいと思います。

 

さてさて、これで目的の商品を見ることはできたのですが、

他にも色々とありましたので、少しご紹介して終わります。

 

こちらもスクリーンですが、透ける素材と透けない素材がシマシマに

並んでいて、二重になっているので、調光が可能です。

すみません、説明が分かりにくいので、もっと知りたい方はこちらへ → 商品紹介ページ

 

次は、オーニングです。

やっぱり、夏は家に日傘をかけたい!!日光を遮るのは、窓の外で!!

ということで、是非欲しい窓の外での遮光ツールですが、なかなか手が出ず

我が家ではホームセンターで購入した「すだれ」を毎年掛けています。

上の写真のオーニングは、定価で○十万という価格帯です。

 

下から撮影すると、アームの曲げ伸ばしでオーニングが出てくるのが

分かります。雨が降ると自動で格納されるものまであるそうです。

夏にこれだけ日射をさえぎってくれると助かりますね・・・

 

最後に、少し変わったものをご紹介します。

あまりに驚いて現場で写真を撮り損ねたので、パンフレットを載せます。

これは何かと言いますと、

「寒い時期に、床下換気口に自動でフタをして、空気を通さないようにするもの」です。

 

「えっ?」

と思ったのですが、寒い時期には湿気も少ないので、閉じても大丈夫、とのこと。

 

しかも、形状記憶合金を使用しているので、温度変化で形状が変わるため、電気が不要。

「古い家は、床下の断熱ができていないので、冷気が入ってどんどん寒くなるので、

それをシャットアウトします」

説明は理解できるのですが、床下換気口に換気させなくして大丈夫なのでしょうか。

 

古い家では、床面の気密がとれておらず、室内との通気がある場合は

大丈夫なのかも知れませんが、例えば当社の建物のような、

床面で気密を取っている住宅の場合は、床下だけが独立した空間に

なってしまいます。

湿気の少ない冬とはいえ、湿気が偏った場所にたまらないとは

言えないような気がしました。

 

この商品は、床面で断熱・気密のとれていない古い家向けのツールなので、

理屈はあっているのかも知れませんが、コスミックの家が頭の中にあるので、

説明を聞いたときに、一瞬、違和感に支配されてしまいました。

 

ところで、この説明をして頂いた方が、最初に

「今は基礎パッキンの家が大半で・・・」とおっしゃったので

「いや、うちは床下換気口です」といきなり口を挟んでしまったり・・・

 

そのあとの説明で「今は基礎パッキンが主流なのですが、昔の家は

床下換気口で空気がよく流れるので・・・」とおっしゃっていました。

やっぱり基礎パッキンよりも、床下換気口の方が空気が流れると

いうことかなぁ、などと、少数派になった当社の床下換気口と

基礎パッキンとの性能差について考えずにはいられませんでした。

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