施主として用意するもの

2017/03/02
 

上棟際とはいえ コスミック・ガーデンでご案内しているのは

簡易的」な祭事として 規模・費用共に

そこそこリーズナブルな範囲で収まるように考えています。

 

昔ながらの方法でやるなら、大安吉日(しかも週末?)で

神社の宮司さんも呼んだりして

棟梁・大工職はじめ

関係職方と工務店スタッフ、

クレーン車のオペレーターさんに至るまで

食事とご祝儀、お酒(作業中は飲酒できないので

持ち帰り用)、手土産付き。

 

(※ 岡山県中北部では このようなお祝い事は1週間前後ぶっ通しで

行う地区もあります。)

 

 

地域性にもよりますが、「餅投げ」を行う場合

「隅餅」「紅白餅」「嫁菓子」「祝儀袋に5円玉(過去500円玉の

事もありましたが)」などなど。

 

時間も 費用もかなりの施主負担になります。(十数万から数十万にになることも)

 

勿論 いけないと言っている訳でなく

おめでたいことだし、たくさんの方々や町内(集落)で

祝ってもらえるのは良いことです。

 

しかし、現実には 分譲地内で 地鎮祭の「撒き物」で

クレームになったり、近隣住民への配慮 駐車場の問題や

餅投げの場合 不特定多数の参加者の安全対策など

気を付けなければならない事が多く

そこまで 大々的な上棟際を開催しずらくなっているのが

現状です。

 

 

 

まあ、そんなこんなで 我が家の場合。。。。

関係者や職方と一緒に頂く 「お弁当」として 「食菜 はなはな」

お願いしました。

 

私の前職・前々職からの付き合いで

建築士であり、インテリアコーディネーターであり、

宅建主任であり 調理師である女性で 私が「師匠」と呼ぶ

方がやっているお店です。

 

 

見た目 一般的なフツウの住宅です。

隠れ家的に 地味に営業しています。

 

 

アッサリ目の 優しい味付けでながら ボリュームたっぷりで

作ってくれました。

 

 

 

 

普段から 住宅会社からの依頼も多く

この様なイベント事に適した弁当を作ってくれます。

 

いつもは ランチや予約制でディナーもやっています。

 

 

 

用意するもの もう一つ

ご祝儀」です。

 

スタッフ用と 大工他当日参加の職方達に

用意しました。

 

金額に関しては ネットなどでいろいろ書かれているようですが

あくまでも 施主としての労いとお祝いごとに感謝の意で

手渡すものなので 「気持ち。」と言ったところです。

 

 

世間では まとめて 棟梁に渡したり

金額に「差」を付ける場合もあるようですが

私はみんな一律で、祝袋を小分けにして

参加者一人一人に 「これからも 引き続き宜しくお願いします。」

「ご安全に。」の意味で手渡しします。

・・・と 施主さんにもアドバイスしています。

 

 

一般の施主さんでも 職方の顔を覚えたり

職方も この現場の施主さんはこのご家族の家なんだ。

と認識する機会と捉えています。

それが その後数カ月に及ぶ工事期間中に

気軽に現場入りできるきっかけにもなります。

 

 

また、大手ハウスメーカーに勤務していた時には

上棟際を行う事で工期・工程にブレーキを掛けられない方が

都合がいいので(大安・吉日・土日など)

「そんな費用は勿体無いので、建物のオプションや

今後の追加工事に使ってください。」

と 営業部長などは 言っていました。

 

どっちが良いのか。。。

 

以前 ある現場の上棟際の時に施主さんのご両親が

 

「この子の兄妹が ハウスメーカーで建てたんだけど

上棟際とか 区切りになる事をさせてもらえなかった。

親戚とか身内に知らせたかったし、親として色々してやりたかった祝い事だったのに

残念でした。。 でも 工務店はその辺、ちゃんと「日」を見てくれるし

時間を取ってくれて嬉しかった。」

 

と言われたことがありました。

 

やはり 家づくりは一生のうちの大仕事の一つであり

非常におめでたい祝い事でもあります。

 

日本人の中にある 季節ごとの祭事や祝い事と同じく

そういった 「区切り」的なものを大切にしたいと思います。

 

 

 

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