業界市況

2013/04/23
 

住宅・不動産市場が 活発です。

 

消費税が上がる前に住宅を取得したい。

今年の9月末までに、契約しておかなければ

ならない。

 

などの縛りがあるため

新築住宅とそれに絡む 土地探しが非常に活発化して

います。

 

不動産屋さんたちも、いまはかきいれ時とばかり

忙しくしており、同時に「いい土地」の物件不足が

顕著になってきています。

 

また、それに呼応するかのように

いままで 遊休地だったり

農地だったりを所有していた地主さんたちも

いまが売り時とばかり

田植えをせず、造成工事にかかってきて

います。

 

市街化調整区域での 個別開発が

難しくなってきている昨今

市街化区域内での、地主さんたちの

農地転用が 特に盛んになってきています。

 

もちろん、時期も時期だし 

市街化区域内なので 坪単価も

少しばかり高めです。

 

 

・・・同じくして

住宅ローンの金利も 低め安定のままなので

申し込みをされる方も非常に多いのです。

 

 

現在、各金融機関には

事前審査の申し込みが多く

審査期間が1~2日 と謳っていても

実際には5~7日かかっているのが

現状です。

 

やはり、個人情報(過去のローン滞納などの事故歴を

見て、保障会社が判断するところが混んでいるようです。)

を触るため それなりに時間もかかるのでは?と思います。

 

 

他の工務店さんなどの担当者と

話をしても、各社お客様や相談者さんを

多く抱えており、なかなか対応仕切れていないとのこと。

 

 

住宅メーカーや大手ビルダーでは

営業担当者は、話をある程度まとめ

契約してしまえば、後は後方部隊(設計・コーディネーター

現場監督など)が、どんどん処理していくため

次、次と新しいお客さんに会いながら

今すぐ建てる方か? そうでない方か? 無理な方か?を

判断し、選別していきます。

 

 

実際、営業さんのほとんどは

「歩合制」のため、たくさん契約を

とれば、自身の「収入」が上がります。

 

しかし、実際建築する 工事部隊は

材料調達や工期・工程管理、各職人・工事人不足など

不安要素を抱え、もうすでにお腹いっぱい!と

いった感じのメーカーもあると聞きます。

(今のままの契約件数が増えていくと、処理しきれないという意味)

 

 

とにかく、1997年の3月期(消費税が3%→5%)

に起きた、突貫工事、欠陥住宅に近い物件の

大量発生が今回起きないように

しなければなりません。

 

会社側の決算の数字が良くなっても

その後 クレーム続出の建物の大量発生が

足をひっぱり、身動きできなくなることの

無いよう 各住宅会社にも

施主さんたちにも、慎重になって欲しいものだと

感じます。

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