犬島にウインターガーデン?
今年の夏の休暇に、
宝伝海岸より船で渡って、犬島に行ってみました。
何年か前、建築雑誌に犬島の精錬所跡を美術館に改修した記事以来、
一度訪れて見てみたかった、というのもきっかけでした。
最近、瀬戸内芸術祭で、ここまでにぎやかになるとは思ってもいませんでした。
精錬所跡美術館にはテラスの部分があります。
夏にはガラス戸を開放し、風が施設内を抜け、
後部にそびえる煙突に向かって流れていくようにしているので、
熱がこもらないようになっています。
冬場には締め切ることで、太陽熱をこのテラスの床の煉瓦に蓄熱させ、
暖められた空気が煙突に向かって流すことで施設全体の暖房にあてるとのこと。
当社で提案しているウインターガーデンの原理が、
実際の公共施設に使われていてビックリでした。
これは施設の外側から写したテラスの内部です。
この煉瓦は銅の製錬時にでるものに鉱さい(スラグ)と鉄分やガラスを混ぜて作られたらしく、
一個あたり20㎏ほどあるとのことでした。
施設の外から利用できるトイレの壁には、
この施設が取り入れている、
空気の流れ、水の再利用をイメージしたイラストがありました。
コメント