現状・・・
ホンットに業界が
忙殺されています。
平成9年の消費税増税時の駆け込みよりも
忙しい感じです。
もともと岡山県は、職人さんたちが少ない県の
一つだと言われていたそうです。
いざとなると、お隣の兵庫県、広島県など
中国地方はもちろん、四国にも応援を依頼し
公共工事や、大規模な商業施設・箱ものを
こなしていました。
しかし、全国的に駆け込み需要が増大する中
岡山県南だけでも、
「川崎病院」の移転工事。
北長瀬駅前の「市民病院」建設。
岡山駅そばの 「イオンショッピングモール」。
などなど、わかりやすい大型プロジェクトだけでもこの通り。
10%アップ前に完成させる
大型タワーマンションや
各テナントビルの大規模改修など
建設・住宅・土木全体のキャパシティを超えたかのような
仕事が進んでいます。
この住宅業界に身を置いて
25年。ダンプカー・ミキサー車・
レッカー車、そして足場が
不足して困っている。
なんて話は 今回が初めてです。
当然、お役所の仕事(各種許認可や
立ち合い・検査の類)も
思うように進まず、着工もままならない
事が多々あります。
バブル崩壊やリーマンショックのあと
廃業した業者や規模を縮小した
機関などが殆どで
いろんな意味で、仕事の処理能力が落ちていました。
業界の営業マンや、監督連中に聞いても
「どっか、職人おらん?」
「誰か〇〇業者、紹介してくれん?」
なんていう言葉が、挨拶代りのように
飛び交っているようです。
問題は、ここから。
仕事が増えて、忙しいのは有難い事なのですが、
半期、四半期、今期という単位で
売り上げを計上しなければならない
会社経営では、何が何でも
着工→完工させたいと考えます。
上記のような応援・助っ人に
任せっきり、こなしきれない現場の数を
テキトーに納めて 渡してしまえばそれでEND。。。
過去最高の売上高、営業利益を計上したい
経営者は、どこかで現場を忘れ
無理をさせます。
最終的には、不具合の多い、もしくは
隠された欠陥(瑕疵)をたくさん抱えた
物件を渡された、オーナー(施主)が
損をします。
大手だから、大きな会社だから。
職人をたくさん抱えてる会社だから。
そんなところでも、早くもトラブルの報告が
耳に入ってきます。
もう、何がなんだかわからなくなってきた
昨今、工事を依頼する方も
施工する方も、もう一度落ち着いて
一つづつ、確実に処理しながら
進めていくことをしていかなければなりません。
これは、自分自身に言い聞かせてることなのですが。。。
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