絵になる職人の皆さま

2017/09/29
最近、広報的に色々と構想がありまして、その

素材として職人さんを撮影して回っています。

撮影するのは私ではなくプロのカメラマンさんです。

 

職人さんの作業中にお邪魔して、30分~1時間ほど

カメラマンが撮影するので、同行する私はその後ろから

眺める時間がありまして、久しぶりに現場の職人さんの

お仕事をじっくり見学させて頂くことができました。

 

川野大工・山本大工による床の施工風景です。

ずれ始めると止まらないヘリンボーンの床材に

1ミリ以下の調整をしながら、施工していきます。

 

建物の形をどんどん組み上げていく「建て方」などの

ダイナミックな作業もあれば、工程が進むとこのように

繊細な作業もこなしていく、多芸の大工さん達です。

 

次の現場では、西本電業さんの配線工事を撮影。

長時間じっくり見たのは初めてでしたが、

本当に作業が早く、2本の脚立の上で

部屋の端から端へ、天井の配線を次々と

進めていきます。

 

西本さんの配線は本当に綺麗なので、

じっくりていねいに、というイメージが

ありましたが、実際はかなり早いです。

カメラマンさんもシャッターを連射。

(このブログの写真は私の素人写真です)

早い手の動きを頑張って追いかけていると、

配線する動作の中に、複数の線をまとめたり、

よれている線を伸ばして整えたりという動作が

たくさん入っていることが分かりました。

美しい配線の秘訣の一つ?かもしれません。

 

そして、妹尾邸で頑張って頂いている瓦屋の

入江さん。

 

屋根と比べて面積が大きく、工事期間も長い

外壁工事を、根気強く進めて頂いています。

 

素材が三州瓦だけに、やはり扱いに慣れているのは

瓦屋さん、屋根やさんといった職人さんになりますが、

屋根とは大きく勝手が違うので、簡単ではありません。

 

入江さんはこの新しい素材に挑戦し、形状や施工上の

改善点などもフィードバックして頂いている、陶性外壁

に欠かせない職人さんです。

ツィーゲル(第1弾の陶性外壁)の施工もして頂く、

頼れる職人さんです。

 

私などはパソコンの前に1日中座っていたり、

見学会でご説明したりという仕事はしますが、

家を直接建てる人間ではありません。

極論、私が何人居ても、腕とハートがよい

職人さん達が居てくれなければ、良い建物が

できることは有りません。

 

お客様に喜んで頂いている良い家を直接的に造り

上げている職人さん達のすばらしさを、お客様にも

もっと知って頂きたいと思いますし、職人さんも

そうなることでさらに誇りを持って仕事ができる

ようになって頂きたいと思った撮影ツアーでした。

(他の職人さんも撮影中ですが、今回は一部ご紹介)

 

 

 

コメント

コメントする

コメントは日本語で入力してください。(スパム対策)

*

CAPTCHA