軟弱地盤

2010/08/05

岡山県南で地盤の強いところは

殆ど無い。

 

と言われますが、7年前にお引渡しした

W様邸(灘崎町)もそんな 軟弱地盤に

建ったお客様です。

 

もちろん地盤改良工事は、きちんと行い

建物の周り(改良していない地面)が

沈下するのを見越して 対策を打っておきました。

 

それがコレ

 

家から出る排水管は、

外からは見えないのが本来ですが、

W様邸では、格好悪くなるのを承知で

このように露出しました。

 

こうしておけば、周りの地盤が下がっても

配水管が引っ張られ 破断することが防げます。

多少ずれても良い様に、少し多めにかぶせておきます。

後は、コーキングして隙間をふさげば大丈夫。

 

 

続いてこちら

 

カーポートの土間全体が、建物基礎から約4センチ下がっています。

波を打ったり、斜めに大きなクラック(ヒビ)が入ったりしていないので

いいのですが、基礎の化粧の終わりが見えているのは

かっこ悪いです。

傾いたりせず、均等に沈むのはまだ良いのですが

あまりに大きく沈下すると、やはり補修が必要となってきます。

 

 

W様邸では、上記の程度で済んだのですが、

岡山県南、特に2号線バイパスより南の

地域ではきちんとした地盤改良工事と

しっかりしたベタ基礎が必要です。

 

コストだけを抑えようとしたり、

値段が高ければいい工事と過信したりは

危険です。

 

また、田んぼを埋めて造成した土地でも

何年か寝かせていれば大丈夫という

話を聞きますが、全く無意味に近いとお思います。

表面から数十センチが締まる位で

その下は相変わらず粘土質の田んぼですから・・・。

 

 

地盤に関するデータや

改良技術のノウハウをしっかり持ち、

建物の基礎をはじめとする全てが

頑丈な建物を施工する工務店を

選んでおくことが

岡山県南では重要です。

 

国道30号線近辺では、よく見ると沈んだり

傾いている 住宅や店舗、工場がたくさんあります。

 

みなさんも、自身の垂直・平行感覚(視覚的に)を

試すつもりで 見に行かれたらいかがでしょうか?

 

 

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