間仕切り工事をお手伝い。
よく、2階の子供室を
ドアだけ2か所付けて、当面大きく広く使い、
ある時期が来たら、間仕切り壁を作って
仕切りましょう。
と言うお話しをします。
・・・・で、ずっとそのまんま使って頂く方も
いらっしゃいますが、男女の兄妹や
受験期に入るころに壁を作ってほしいという
ご依頼もたまに頂きます。
勿論、壁ではなく 家具で仕切ったり
ロールスクリーンや、アコーディオンカーテンを
使う方法もアリです。
新築時からある程度時間が経過し
お子さんも大きくなったことだし。 ということで築11年のN様邸の
間仕切り工事をレポートします。
引き戸と、開き戸で2か所の出入り口を確保していた
子供室。
「あまり、ごつい間仕切壁でなくても大丈夫です。」
とのご要望により、2×4材ではなく
寸三角で骨組みを起こします。
養生シートで作業スペースを保護します。
間仕切り壁の周囲1〜2m程度
家具類をかわして頂ければ
作業可能です。
床・壁・天井に墨出しをして
寸三角でオリのような骨組みを
起こします。
墨壺(大工道具で、隅の付いた糸が出てきて
墨出し=ライン引きのようなものが出来る)を
使った 「墨出し作業」を
初めて見たお子さんたちは 驚きと感激の表情で
作業を見守ります。
Y様邸のエントランススペースは、
広いので、サイクルポートの屋根を
利用して仮の作業場を作りました。
屋内で、鋸引きなど出来ないので
屋外で作業します。
骨組みの両面に石膏ボードを
張り終えた状態です。
ここから、ボード同士の溝やビス頭の
パテ埋め作業です。
左官のような作業で、パテをコテで
埋め込んで余分な材はこそぎ落とす感じです。
ここも、興味津々のお子さんたち。
そこで、速乾性のパテ(ボードと同じ色で、アルコール系で
練ってある為、乾燥が早くクロスからパテの色が透けにくい)
をビス頭の凹みを埋める作業も手伝ってもらいます。
T君は、手先が器用で、そこそこに手早く完了させており、
私もちょっと感心です。
インテリア山崎さんの下手間として
手伝ってるのか、少々邪魔してるのか
楽しそうに、作業補助を
してくれます。
幅900mmのクロスを張った後
重なりをカットします。
さすがに、刃物を使う作業と
職人技が出る部分なので
ここは 山崎さん一人で。。。
で、工事完了。
男の子は、ホワイト系。
女の子は、うすーいピンク系。
コンセントやスイッチなど
電気系の工事が無ければ、仕上がりまでほぼ6時間程度の
工事です。
Y様邸は、「ウッドワン ジュピーノ」=今で言う「ピノアース」という
無垢の造作材を採用して頂いてる高級使用です。
やはり、11年の経過で、ここまで
日焼けをしてるのが、よくわかります。
お子さんたちも、なかなか経験できない
作業を間近で見ながら、作業も手伝い
貴重な経験が出来たのではないでしょうか。
夏休みが始まったばかりですが
「自由研究」に使えるぐらいのネタだと
思います。
Aちゃん。T君。
宿題のネタに使えたら使ってねー。
そして、間仕切壁 大事にしてねー。
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