3・11から2年経過と移住ランキング

2013/03/13
今月に入ってから

TV番組で東日本大震災のその後と

原発関連の報道が非常に多くなっています。

 

あの日から2年。

時が止まったままの方がまだまだ多いと言うことが

分かります。

また、この2年 被災者の方々の報道を観て

何度涙したことか・・・

 

年をとって涙腺がゆるくなったのも原因の一つでしょうが

今、自分のおかれている環境がいかに

恵まれたものかを痛感し、何も力になっていない

非力さに情けなくもなります。

 

 

そんな中、震災の影響も多大にあったと思いますが

移住希望の都道府県ランキングで

岡山県が第2位ということになったそうです。↓

 

http://www.47news.jp/localnews/okayama/2013/02/post_20130217214941.html

 

原発も無い、地震が無い、津波の心配も

少ないなど 様々な要因が挙げられていますが、

果たしてそうでしょうか?

 

南海・東南海地震が群発で起きた場合

その津波による浸水の範囲は

かなり広大なものとなると言うことが

ハザードマップでも公開されました。

 

また、地震が無いと思っているのは

今の若い方々で、昭和21年には

岡山県内でも、多くの建物倒壊と、被害者が出ています。

 

コレは70歳以上の方々に聞くと

憶えていらっしゃる方も居て

現在の新岡山港付近の堤防は

地震前より約数十センチ高かったとの

証言も有ります。

 

阪神大震災を経験された方は

未だに非常用に防災セットを身近に置いていたり

非難経路や護身の方法を知っていたりしますが

私も含め、岡山で生まれ育った人は

そのあたりが非常にあいまいで、どこか他人事のようです。

 

 

この数十年、大きな災害経験のないままに

過ごして来た岡山県民には、

まだまだ防災意識は薄く、一般のお客様にしても

我々建築に携わる人間も

地震や津波に関する対策や知識は

乏しいのです。

(防災や台風被害対策用に貯蓄したり、出費が無いため

岡山県民は貯蓄額・ピアノ保有台数・塾などの

教育費がそれぞれ全国でもかなり上位です。)

 

 

折角、第2位という結果を得たのですから

地震・液状化・津波・それによる火災も含め

もっともっと防災意識を高めて

県として移住にふさわしいエリアにしていかなければ

ならないと思います。

 

 

被災された方と被災地の一日も早い復興を

心よりお祈りいたします。

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