Q値計算
現在商談中のお客様との打ち合わせの中で、
決定しているそのプランを元に Q値計算してみました。
Q値とは、熱損失係数 といい、
その建物の壁や屋根・天井、床など外部に接している面、
1㎡あたりいくら熱が逃げる(貫流)かを計算したものです。
構造躯体の仕様、壁・天井の断熱材の種類と厚さ、床や1階と2階間の構造及び
断熱材の種類と厚さ、窓の大きさとサッシの種類・ガラスの種類などなど・・・
様々なデータを入力して計算すると。
Q値 2.17 と言う数値データが算出されました。
「次世代省エネルギー基準」では 2.70以下 と言う基準を下回る数字が出れば
クリアとなりますが、 今回の2.17は非常に優秀だと思いました。
入力データには、カーテンやシェード・すだれの類は一切入力して
いない為、実際のご入居時にはもっと良い数値が出ると思います。
特別な施工はしていない、当社の標準的な仕様で、
この数値が出たことは、お客様も喜んでいただけますし、
私たちもいっそうの自信が持てました。
大手ハウスメーカーなどでは、この基準をクリアするために
特別の仕様を用意していたり、オプションでかなり高額な費用を
追加しないといけない。 と言うのもあります。
これからの、エネルギー高騰・建物内のヒートショック(温度差による体への負担)軽減
などを考えると、必要最低基準といえます。
見た目のデザインや価格だけでなく、このように見えない
エレメントもしっかり考慮・検討を加えるお客様が
最終的に笑って、健康に生活できるのではないかと思います。
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