住宅を建築するなら耐震等級は3が必須

建物の耐震等級について、国は品確法に基づき建物の耐震等級(強度)によって等級1から3までに分かれる耐震等級を2000年4月1日より施行しました。耐震性能は、数字が大きいほど高く(強く)なります。

耐震等級1以上の強度であれば建築は許可されます。ここで下の表をご覧ください。

これは、震度7の地震が2度発生した熊本地震の調査資料です。青枠で囲んだ新耐震基準による建物の無被害が32%に対し、耐震等級3の建物の無被害は87.5%となっています。

この結果を考察すると、建築する住宅(建物)は「命を守る」という観点に立てば、耐震等級3は必須です。

耐震等級を算出する方法はいくつかありますが、最も正確な許容応力度計算を推奨します。

また、木造の建物において枠組壁工法(ツーバイフォー)の建物は許容応力度計算におけるパラメーターが厳しく設定してあります。

したがって、枠組壁工法(ツーバイフォー)の建物は等級2でも他の木造(軸組工法)の等級3よりも耐震強度は高いので、枠組壁工法(ツーバイフォー)の建物は等級2以上が必須となります。

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