ADLSの注意点

2014/06/02
先日、新築のお施主様宅で

「ADSLを引いたら、電話が使えなくなった」という

ご相談がありました。

ちょっと詳細まで書きますので、「光回線使ってるし関係ない」

という方は、読み流してくださいね。

 

さて、そのお客様宅にお伺いすると、下の様な状況に。

これでインターネットは使えて、かつ他の部屋の電話は

着信しかできないとのこと。

 

それ以前に、おかしいのが、

白い線のつながっている「TEL(1)」の接続口は、他の部屋の「TEL(2)」の

口とつながっている、建物内の部屋間の配線のはず。なんでここに機器を

つないで通信ができているのか・・・?しかも、他の部屋のTEL(2)に電話を

つなぐと、着信するけど発信できないとのこと。

 

色々と推測しながら、上のジャックを外して結線を見てみると、

下の様になっていました。

屋外から引き込んだADSL回線は、別途単独で口を設けて欲しいのですが、

当社で用意した屋内配線のTEL(1)の接続口に差し込まれて相乗りしています。

 

ということは・・・

正解を先に。ホントは下の様になって欲しいのですが・・・

 

 

現在、下の図のようになってしまっているということです。

 

「じゃあ、TEL(2)にもスプリッタをつけりゃいいじゃん」と思うのですが、

ADSL回線は、電気的な問題でスプリッタを2個付けると正常に機能

しないそうです。

(一応、純正ではないメーカーのもので電気的に切り替えるものが

ありましたが、今回は本来の姿にすべきということで、使いませんでした)

 

ということで、ADSL回線を分けるため、後日お馴染み西本電業さんに

接続口の部品(モジュラジャック)をもらってきました。

3つのうち使っていない真ん中を外します。

で、「TEL」のモジュラジャックに交換します。

そして、屋外からの引き込み線を先程付けたモジュラジャックの

背面の穴に差し替えて入れます。

(写真が見にくいですが、このブログの冒頭の接続と変わっています)

これで、壁に戻します。

真ん中に、ADSLの引込口ができました。

では、改めて想定通りの接続にします。

これで、真ん中からADSL回線が出て、スプリッタへ行き、

そこからモデムと壁のTEL(1)への分岐、と、上の正解の絵の

接続になりました。

 

これで、正常な接続ができたので、電話もインターネットも

正常動作しました。

 

・・・それにしても、何で岡本がやってんの?

NTTさんが接続を間違えたんなら、NTTさんにやってもらったら

いいんじゃない?ということですが、勿論最初に

「接続間違えてませんか?やりかえてもらえませんか?」

と問い合せをしました。そうしましたら、なかなか複雑な話がありました。

長くなりましたので、それは次回に・・・

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