WUFIトレーニング in 大阪
WUFIというソフトウェアのトレーニングに
参加してきました。
以前も何度かご紹介いたしましたが、WUFIとは
「非定常熱湿気同時移動解析プログラム」という
建物の壁の中の水蒸気の動きをシミュレーションする
ソフトウェアです。 基本的なところはこちらで ⇒ 過去のブログ
今回、画面が日本語になって初めてのトレーニングが、
京都工芸繊維大学の芝池教授の講義で行われました。
(東京・札幌・大阪・秋田・・・等、各地で開催)
左の方が芝池先生です。
日本の先生の日本語の講義はとてもウレシイです。
ソフトの宣伝ではなく、有料のトレーニングです。
理解できないことは聞く!!ということで、質問しまくりました。
恥ずかしながら、そもそも壁に入っている水蒸気はどういう状態に
なっているのか?などの中学生レベルの質問もしましたが、先生が
こころよく「大学の講義で使うスライドなんだけど」と言いつつ、
水分子の気体・固体の状態をイメージ図などが登場。
藤井社長の「中学校で習うよ」というツッコミが聞こえてきそうです。
家の話じゃないみたい・・・?
イエイエ、こういうところから理解しておかないと、結局曖昧な
理解になってしまうので・・・
トレーニングは二日間。大阪市中央区の天満橋の近くに宿泊。
ホテルから会場までの間に大阪城公園があり、大阪城を
横目に会場まで歩きました。
芝生がとてもきれいです。
こんな公園でのんびりしたいですね~。
大阪城の屋根は、昭和6年の天守閣再建の際に銅瓦を葺いたので、
当初は錆びていない銅の色(十円玉?)でしたが、錆びて青緑色に
なってしまったそうです。
でも、この色も綺麗ですよね。私は好きです。
二日目は応用コースです。
気密性の低い住宅で水蒸気が壁の中に入りやすいケースや、
窓や屋根の周辺の施工が悪くて、壁内に水が侵入した場合の
シミュレーションなどもあります。
また、屋根や床の結露やカビのリスクも検証も行われ、
幅広い内容になりました。
WUFIの日本の有限会社イーアイの堀内社長(下の写真右)も
主催者として終日参画。設備の準備や片付けなどにも忙しそうでした。
芝池先生と堀内社長は、先日建築された神奈川県横浜市の
市ヶ尾パッシブハウスの仕様検討に深く関わっており、気密断熱・
換気等についても詳しく、二日目は当社の藤井社長も合流したので、
パッシブハウスに関するお話も、色々と聞くことができました。
市ヶ尾パッシブハウスについてはこちら ⇒ (株)パッシブハウスのページ
日本は建築物理(建築科学)や温熱環境について欧米諸国に遅れを
とっていると言われますが、このように先端を走っている方々から学び、
住宅の性能を追求する力をつけて行きたいと思います。
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