WUFIトレーニング in 大阪

2014/08/29
今週の月・火と、大阪にて開催された、

WUFIというソフトウェアのトレーニングに

参加してきました。

 

以前も何度かご紹介いたしましたが、WUFIとは

「非定常熱湿気同時移動解析プログラム」という

建物の壁の中の水蒸気の動きをシミュレーションする

ソフトウェアです。 基本的なところはこちらで ⇒ 過去のブログ

 

今回、画面が日本語になって初めてのトレーニングが、

京都工芸繊維大学の芝池教授の講義で行われました。

(東京・札幌・大阪・秋田・・・等、各地で開催)

左の方が芝池先生です。

日本の先生の日本語の講義はとてもウレシイです。

 

ソフトの宣伝ではなく、有料のトレーニングです。

理解できないことは聞く!!ということで、質問しまくりました。

 

恥ずかしながら、そもそも壁に入っている水蒸気はどういう状態に

なっているのか?などの中学生レベルの質問もしましたが、先生が

こころよく「大学の講義で使うスライドなんだけど」と言いつつ、

水分子の気体・固体の状態をイメージ図などが登場。

藤井社長の「中学校で習うよ」というツッコミが聞こえてきそうです。

家の話じゃないみたい・・・?

イエイエ、こういうところから理解しておかないと、結局曖昧な

理解になってしまうので・・・

 

トレーニングは二日間。大阪市中央区の天満橋の近くに宿泊。

ホテルから会場までの間に大阪城公園があり、大阪城を

横目に会場まで歩きました。

芝生がとてもきれいです。

こんな公園でのんびりしたいですね~。

大阪城の屋根は、昭和6年の天守閣再建の際に銅瓦を葺いたので、

当初は錆びていない銅の色(十円玉?)でしたが、錆びて青緑色に

なってしまったそうです。

でも、この色も綺麗ですよね。私は好きです。

 

二日目は応用コースです。

気密性の低い住宅で水蒸気が壁の中に入りやすいケースや、

窓や屋根の周辺の施工が悪くて、壁内に水が侵入した場合の

シミュレーションなどもあります。

また、屋根や床の結露やカビのリスクも検証も行われ、

幅広い内容になりました。

 

WUFIの日本の有限会社イーアイの堀内社長(下の写真右)も

主催者として終日参画。設備の準備や片付けなどにも忙しそうでした。

 

芝池先生と堀内社長は、先日建築された神奈川県横浜市の

市ヶ尾パッシブハウスの仕様検討に深く関わっており、気密断熱・

換気等についても詳しく、二日目は当社の藤井社長も合流したので、

パッシブハウスに関するお話も、色々と聞くことができました。

市ヶ尾パッシブハウスについてはこちら ⇒ (株)パッシブハウスのページ

 

日本は建築物理(建築科学)や温熱環境について欧米諸国に遅れを

とっていると言われますが、このように先端を走っている方々から学び、

住宅の性能を追求する力をつけて行きたいと思います。

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