上棟祭前に。

上棟祭の前に済ませて置く工事が意外に多いのです。

在来工法を採用されている工務店やハウスメーカーでは、

「棟木」が上がった時、要は建て方工事の最終日(クレーン車が居るくらいのタイミング)で

上棟祭を執り行うところが多いと思います。

(イメージ的にも家の形が出来たので、おめでたい!上棟祭!というのはわかりやすいと思いますが)

雨仕舞や、サッシを入れたり いろいろ進みながら、施主さんのご都合と

お日柄を勘案しながら 「上棟祭」の日程を決めていますので

家の形になってから数日経過。というのがほとんどです。

ここでは、「集成材」の「使用環境A」のマーキングを確認しておきます。

木材同士の接着剤として「レゾルシノール」を使う事で、熱や水に強く

最高に耐久性が高い(値段も高い)材を使用している証拠となります。

万一、豪雨水害などで一定期間 水没したような場合でも、構造躯体として

使えなくなるようなことはありません。

暑い、寒いもありますし、防犯の面からでも、開口部を閉じておきたいので

トリプルガラスの樹脂サッシ Ykk・APW430や431を搬入し、取付ます。

とにかく重量が凄いので、大人数人がかりです。

雑な扱いをすると 樹脂製の枠が曲がってしまいます。

建物への取り付け方法も、メーカー規定があるのでサッシ屋さんはそれに従った手順です。

もちろん、大工さん達も微調整作業があるので指定の手順は頭に入っています。

続いて玄関ドア。同じく「Ykkap」の「断熱玄関ドア ヴェナートD30シリーズ」です。

リモコンキー付きの電気錠タイプです。

高さも2.3mあるので、慎重に運搬しなければいけません。

ツーバイフォー工法指定の各種釘が規定の位置に

規定の本数が規定の深さで打たれているか。

補助の金物類の固定状態や、現場打ちした釘の収まりのチェックもあります。

屋根にはルーフィングが張られ瓦桟もあります。

釉薬のホワイトで仕上げた 「三州瓦」を葺いていきます。

鳥の糞や、砂などの汚れが気になるホワイトカラーですが

無機の釉薬(ガラス質)なので、雨が強めに降っただけで汚れは

流れ落ちてしまいます。この特性は紫外線劣化や組織破壊とは無関係で

ほぼ半永久的に持続します。

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