アメリカ製サーキュレーター

2017/07/26
当社の住宅は、エアコン1~2台で

建物全体の空調をします。

 

と言いつつも、ダクトに頼らないよう

ルームエアコンで空調しているので、

設置場所と離れた部屋では2,3℃の

差ができるため、温度が均一になるよう

サーキュレーターをお奨めすることが

あります。

 

サーキュレーターも色々な製品があるようで

扇風機程度のものから、空気を遠くに送る

ものまで・・・

 

今回、アメリカ製の「ボルネード」という

機種を1つ購入してみました。

 

これは中型サイズで型落ち品なので

ネットで7600円でした。

高価なものでは、2万円台などまであり、

ア○リスオー○マなどの国内メーカーの数倍します。

安いものは風量などがよくわからないのですが、

ボルネードはカタログ上の仕様が開示されてます。

例えば今回購入したものはこちら ⇒ 530-J

 

会社のエアコンのところにおいてあるア○リスと並べると・・・

見た感じはあまり変わりません。

 

少しプロペラや筒の形が違いますが・・・。

 

さて、期待してスイッチを入れると・・・

「あれ?こんなもんなん?」という感じ。

吹き出し口のすぐそばに手をかざしてみても

驚くほどの差はありませんでした。

 

「いやいや、数値で確認しないと。ちょっと測ってみよう。」

ということで、25万円の風量計測器が登場!! すれば嬉しいのですが・・・

 

先日購入した、1万円チョイの風速計で我慢します。

でもこれ、結構現場で使ってますよ。

ア○リスの方は、プロペラすぐそばで4.3m/s。

(「強」運転で風速が最大になる場所を探して撮影しています)

 

対してボルネードは、4.1m/s。わずかですが負けてる・・・

 

次に、プロペラから1m離れたところで計測です。

アイ○スの方は、1m離れると2.3m/s。

4.3m/sから半分弱といったところでしょうか。

 

気になるボルネードは・・・

2.9m/sです。

4.1m/sからちょうど3割ダウンです。

体感的にも、ボルネードの方が風が来ていることが分かります。

 

補足として、たまたま同じようなサイズのものが事務所に

あったので、どちらも「強」運転で比較しましたが、

消費電力はア○リスが37W、ボルネードが45Wなので

全てがフェアな条件ではありません。

(お値段も3200円と7600円なので倍以上)

 

ただ特性としては、

ボルネードの方が離れても風速が落ちにくい

という結果でした。

 

ちなみに、そもそもエアコンではダメなんかい?

コスミックの事務所についているダイキンの5.0kWのエアコンの

風量を最大にして測ってみました。吹き出し口では4.3m/s。

 

1mほど離れると、1.5m/sまで落ちていました。

※エアコン下にあるサーキュレーターの電源は切っています。

 

エアコンのファンは長い円柱形をしているラインフローファン

というもので、全体が大きい分、風量は大きいのですが

風圧が低いので、離れた所の風速で比べると不利のようです。

(それで事務所もサーキュレーターを置いています)

 

ボルネードがいいですよ!!とまで極端な差はありませんが、

遠くまで空気を運ぶには向いていそうです。

かわいいデザインや漆塗りのものもあるようですので、

興味のある方はご覧ください。⇒ ボルネードのホームページ

 

後日、実地検証もやりますので、またご報告させて頂きます。

 

 

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