お客様の愛車・・・その3
今回は、倉敷のО様の愛車 「マツダ АZ-1」 を紹介します。
国産市販車ではもっとも低い車高をもつこの車は、
ホンダの「ビート」、スズキの「カプチーノ」と共に 「軽4のА・B・C」
と呼ばれ、バブルの影響もあり、今後日本では二度と現れる事が
無いだろうといわれているリア駆動の軽スポーツカー3種のうちの1台です。
アルトワークスと同じF6А型ターボエンジンを搭載して、FRPのボディパネル
のおかげで、720キロという軽さで
重くなりすぎた最新の軽4とは比べ物にならない加速力を示します。
総生産台数も約4400台と希少価値も高く、十数年たった現在でも、
80万~130万円前後で取引されています。
О様は、この非常に目立つ希少車を毎日の通勤で往復40キロを走ります。
コンビ二などへ駐車すると高校生などが「かっけ~!」「どこの国の車?」などと
言ってくるそうです。
車のトラブルもやはり多いらしく、今年のあの猛暑の中
エアコンが故障し、ちょっとしか開かない窓から、外気を導入する為
ペットボトルを改造したエアダクトを自作して耐え忍んだそうです。
毎年、様々なマイナートラブルを直しながら、大切にされているのですが
やはり、ご家族のかたからは、金食い虫としてにらまれているようです。
維持費がかかりすぎて、泣く泣く手放してしまうオーナーさんたちも
多いという「AZー1」。
この車を前にすると、私もО様も話が止まりません。
これからも、ずっとずっと・・・できれば住宅ローンが終わるくらい先まで
乗っていてもらいたいと思います。
今から、20年前に「初代セリカ2000GT・LB」を手放して後悔している私です。
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