アメリカ製サーキュレーター
建物全体の空調をします。
と言いつつも、ダクトに頼らないよう
ルームエアコンで空調しているので、
設置場所と離れた部屋では2,3℃の
差ができるため、温度が均一になるよう
サーキュレーターをお奨めすることが
あります。
サーキュレーターも色々な製品があるようで
扇風機程度のものから、空気を遠くに送る
ものまで・・・
今回、アメリカ製の「ボルネード」という
機種を1つ購入してみました。
これは中型サイズで型落ち品なので
ネットで7600円でした。
高価なものでは、2万円台などまであり、
ア○リスオー○マなどの国内メーカーの数倍します。
安いものは風量などがよくわからないのですが、
ボルネードはカタログ上の仕様が開示されてます。
例えば今回購入したものはこちら ⇒ 530-J
会社のエアコンのところにおいてあるア○リスと並べると・・・
見た感じはあまり変わりません。
少しプロペラや筒の形が違いますが・・・。
さて、期待してスイッチを入れると・・・
「あれ?こんなもんなん?」という感じ。
吹き出し口のすぐそばに手をかざしてみても
驚くほどの差はありませんでした。
「いやいや、数値で確認しないと。ちょっと測ってみよう。」
ということで、25万円の風量計測器が登場!! すれば嬉しいのですが・・・
先日購入した、1万円チョイの風速計で我慢します。
でもこれ、結構現場で使ってますよ。
ア○リスの方は、プロペラすぐそばで4.3m/s。
(「強」運転で風速が最大になる場所を探して撮影しています)
対してボルネードは、4.1m/s。わずかですが負けてる・・・
次に、プロペラから1m離れたところで計測です。
アイ○スの方は、1m離れると2.3m/s。
4.3m/sから半分弱といったところでしょうか。
気になるボルネードは・・・
2.9m/sです。
4.1m/sからちょうど3割ダウンです。
体感的にも、ボルネードの方が風が来ていることが分かります。
補足として、たまたま同じようなサイズのものが事務所に
あったので、どちらも「強」運転で比較しましたが、
消費電力はア○リスが37W、ボルネードが45Wなので
全てがフェアな条件ではありません。
(お値段も3200円と7600円なので倍以上)
ただ特性としては、
ボルネードの方が離れても風速が落ちにくい
という結果でした。
ちなみに、そもそもエアコンではダメなんかい?
コスミックの事務所についているダイキンの5.0kWのエアコンの
風量を最大にして測ってみました。吹き出し口では4.3m/s。
1mほど離れると、1.5m/sまで落ちていました。
※エアコン下にあるサーキュレーターの電源は切っています。
エアコンのファンは長い円柱形をしているラインフローファン
というもので、全体が大きい分、風量は大きいのですが
風圧が低いので、離れた所の風速で比べると不利のようです。
(それで事務所もサーキュレーターを置いています)
ボルネードがいいですよ!!とまで極端な差はありませんが、
遠くまで空気を運ぶには向いていそうです。
かわいいデザインや漆塗りのものもあるようですので、
興味のある方はご覧ください。⇒ ボルネードのホームページ
後日、実地検証もやりますので、またご報告させて頂きます。
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