クレーン車のお話

2012/10/17
上棟(棟上げ)などで住宅建築の現場でも

大活躍のクレーン車。

 

アウトリガー(クルマの側面から延伸びる、踏ん張るための足)を

伸ばして長いアームを使って、重いものを持ち上げ

必要な個所へ下すのが仕事です。

 

サイズはほんとにさまざまで、1トン程度の重さを

持ち上げるもの(この場合レッカー車を使うことがほとんど)、

または何十トンもの資材などを持ち上げる巨大なものまで

用意されています。

 

公共工事や高層ビル・マンションなどを建てるときに

てっぺんに設置されているクレーンは

その都度、解体・組立を行いながら移動(上層階に)します。

また、すべての作業が完了すると

バラバラにされ、小さなクレーンの連携で

地上に下ろされ 消えていきます。

 

私たちが使う大きさのクレーン車は

そんなことはしませんが、

現場で使う以外に大きな仕事を

任されることがあります。

 

それは、巨大地震などの災害時と

大きな交通事故の処理現場などです。

 

使い方は想像できると思いますが、

県内はじめ、全国にこのようなクレーン車を

もつ業者(〇〇興運や〇〇運輸など)がたくさんあります。

 

これら業者には、当局(国土交通省や警察庁など)から

持ち回りで 待機する車両が義務づけされているそうです。

 

全業者、すべてのレッカーやクレーン車が

出払ってしまっていると、緊急時に

災害や事故現場での作業が出来なくなってしまうので

最低各社1~2台の待機が当番制で義務付けられているそうです。

 

 

確かに、電車の脱線や、高速道路での事故車両(バスやトラック)撤去など

すぐにクレーン車が駆けつけています。

 

建築現場で使用する場合

数日前から予約を入れ、現場を下見してもらったり

そのスペースを空けて置いたりしていますが

緊急時そんな悠長なことはしていられません。

 

こんな時 待機車両が緊急出動です。

 

小さな子供さんにも人気のクレーン車ですが

人知れず、人の役に立っている

働くクルマの一つなのです。

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