気密の低かった?見学会
今回も、沢山の皆様とお話ができて、
とても楽しかったです。
仕事なので緊張感はあるのですが、
やぱりOB施主としての生々しい経験談が
かなり混ざり、いつの間にか施主仲間の様な
トークになってしまうこともありますが、
ご了承頂ければ幸いです。
さて、そんな見学会、もう一つの私の楽しみは
社長の説明の仕方を横で聞いたり、どんなところを確認して
いるかを見たりして学ぶことなのですが、今回も驚かされました。
下の写真は、御存知、給気口です。
コスミックの換気は第三種換気なので、トイレやお風呂などの
換気扇から排気をし、それに引っ張られて各部屋の給気口から
新鮮な外気が入ってきます。
(第一種換気&熱交換は岡山ではメリットが少ないと判断しています)
なので、社長はよく上の給気口に手を近づけて、
「ここから入ってきているでしょう」とお客様にも説明します。
それが、「おかしい、給気口から入ってくる空気が少ない」と
初日から首をかしげていました。
私は説明や送迎などにかまけて、聞き流してしまって忘れて
いたのですが、二日目の夕方、社長が嬉しそうに
「わかった。やっとわかった」と喜んでいます。
「何がですか?」と聞くと、
「給気口から入ってくる空気が少ない理由が分かった」とのこと。
あ、そういえば昨日そんな話があったような・・・と思いながら、
原因を教えてもらいました。
原因は、ここでした。
見学会直前に補修が発生したため、エアコン取り付け日がずれ、
穴が開いたままの壁が1ヶ所あったのです。
給気口より、この穴の方が抵抗が小さいため、外気が沢山入って
きており、本来の給気口からの外気の流入が少ないということでした。
試しに、ここを手でふさぐと、
給気口からの流入が増えました。
これは、意図せずして、「気密が低い家では給気口が機能しない」
ということの証明にもなります。
想定外の隙間があると、本来、外気を取り込みたい場所から
計画的に取り込むことができない、ということです。
寒い時期なら、空調の効きも悪かったかもしれません。
(この部屋だけ寒くなり、気づくのが早かったと思いますが、
冷暖房のいらない時期にこれに気づくのがスゴイです)
「それにしても、よく気づきましたね」と話すと、
「色んなことが想定通りになっているか、いつも気にしてるよね」と社長。
社員が社長を持ち上げても仕方がないのですが、
この一つ一つの細かい詰めの積み重ねが、現在の
コスミックガーデンの基本性能を生み出していると
実感する出来事でした。
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