気密の低かった?見学会

2014/05/12
5月10・11日は完成見学会でした。

今回も、沢山の皆様とお話ができて、

とても楽しかったです。

 

仕事なので緊張感はあるのですが、

やぱりOB施主としての生々しい経験談が

かなり混ざり、いつの間にか施主仲間の様な

トークになってしまうこともありますが、

ご了承頂ければ幸いです。

 

さて、そんな見学会、もう一つの私の楽しみは

社長の説明の仕方を横で聞いたり、どんなところを確認して

いるかを見たりして学ぶことなのですが、今回も驚かされました。

 

下の写真は、御存知、給気口です。

コスミックの換気は第三種換気なので、トイレやお風呂などの

換気扇から排気をし、それに引っ張られて各部屋の給気口から

新鮮な外気が入ってきます。

(第一種換気&熱交換は岡山ではメリットが少ないと判断しています)

 

なので、社長はよく上の給気口に手を近づけて、

「ここから入ってきているでしょう」とお客様にも説明します。

 

それが、「おかしい、給気口から入ってくる空気が少ない」と

初日から首をかしげていました。

私は説明や送迎などにかまけて、聞き流してしまって忘れて

いたのですが、二日目の夕方、社長が嬉しそうに

「わかった。やっとわかった」と喜んでいます。

 

「何がですか?」と聞くと、

「給気口から入ってくる空気が少ない理由が分かった」とのこと。

あ、そういえば昨日そんな話があったような・・・と思いながら、

原因を教えてもらいました。

 

原因は、ここでした。

見学会直前に補修が発生したため、エアコン取り付け日がずれ、

穴が開いたままの壁が1ヶ所あったのです。

給気口より、この穴の方が抵抗が小さいため、外気が沢山入って

きており、本来の給気口からの外気の流入が少ないということでした。

 

試しに、ここを手でふさぐと、

給気口からの流入が増えました。

 

これは、意図せずして、「気密が低い家では給気口が機能しない」

ということの証明にもなります。

想定外の隙間があると、本来、外気を取り込みたい場所から

計画的に取り込むことができない、ということです。

 

寒い時期なら、空調の効きも悪かったかもしれません。

(この部屋だけ寒くなり、気づくのが早かったと思いますが、

冷暖房のいらない時期にこれに気づくのがスゴイです)

 

「それにしても、よく気づきましたね」と話すと、

「色んなことが想定通りになっているか、いつも気にしてるよね」と社長。

 

社員が社長を持ち上げても仕方がないのですが、

この一つ一つの細かい詰めの積み重ねが、現在の

コスミックガーデンの基本性能を生み出していると

実感する出来事でした。

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