高知市でのセミナー
少し前ですが、藤井社長が高知県高知市での
セミナー講師を依頼されたとのことで、
パワポ係として同行しました。
内容的には、高性能住宅・ツーバイフォー・
木造中大規模構造といった建築技術系のもので、
対象は地元の工務店や住宅関係の皆様です。
参加者80名ほどで、結構な規模の会場でした。
セミナーは2部構成で、最初は当社の藤井代表です。
いつもの藤井節と言いますか、命を守る家づくり、
という軸で、高性能住宅の必要性を訴えます。
以前から比べるとかなり家の性能とその必要性
については認知が進んでいると思いますが、
30年以上蓄積した情報と、具現化した家づくりの
内容は初めて耳にする方も多かったと思います。
少しでも高性能住宅の普及につながればと思います。
さて、この後は続きがあり、知るしとぞ知る
「ツーバイマン」戸鳴(となり)さんの登場です。
戸鳴さんはトニフォー・ティー・エス(株)という
ツーバイフォー専門の大手の構造設計会社の
方で、日本の家を強くするため個人的にも
ツーバイマンとしてyoutubeやSNSでも
ご活躍されています。
当社もお世話になっている水原さんの先輩でもあります。
⇒ 水原さんのインタビューはこちら
内容としてはツーバイフォーが地震での被害が
非常に少ない構造であること、
(ここは藤井社長とデータが完全にかぶっていました)
今後ツーバイに取り組まれる会社さん向けの有益な情報、
それから現在高知市内で建築中の、ツーバイの
4階建てビルの構造の紹介でした。
こちらは講演会のあとに見学させて頂けました。
さすが4階建て、上部の荷重や水平力(ヨコの力)に
耐えるため、ツーバイのスタッド(柱)が沢山入って
かなりゴツイ構造です。
「コスミックさんの構造もかなりゴツイですけどね。
見慣れている感じじゃないですか?」
と解説してくれたのは、このビルの構造設計をされた
戸鳴さん。
確かにコスミックの建物に似たがっしり感がありました。
それから、当社では標準で使っていますが
住宅では見ることのない「使用環境A」の梁が
使われていました。さすが商業ビルですね。
湿気や熱に強い使用環境Aの集成材の接着剤には
レゾルシノールが使われているので、接着面に
黒いラインが入っています。
どこか親しみを覚える床構造です。
ツーバイは大きな建物でも小さな建物と同じ
考え方を拡張し、規格材を重ねることで建てる
ことができる、本当に合理的な工法です。
実際にこの建物は、鉄骨造と比べて、建築費を
2割抑えることが出来たそうです。
住宅着工数が減少する中、中大規模建築に
事業を多角化する工務店も徐々に増えています。
当社もそのうちこんな建物を建てていたりするかも・・・?
そんな話をしながら、日帰りで高知をあとにしました。
高速で2時間ちょい、結構近いですね。
ちょっと釣りでもする時間があれば嬉しかったのですが・・・
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