金物取付やホウ酸塗布
建方が完了すると、すぐに大工さんによる 金物類の取り付けと
開口部周辺の「ホウ酸の塗布」があります。

コスミック・ガーデンでは標準仕様で、1階の天井高が高い設計になるため
横方向へのゆがみ、ひねりを少しでも抑え込めるように
独自に水平方向に「転び止め」的な補強材を打ち込みます。
スタッド(ツーバイ材による柱)も2×6材を2本抱き合わせにしたり
2×8・2×10・2×12なども使用します。

また、上階からの荷重が大きくかかる「梁」には集成材を使いますが
使用される接着剤は、ポリウレタンなどではなく「レゾルシノール」を使った
非常に耐久性の高い集成材です。
「使用環境A」の表示の付いたもので、船舶などにも仕様が許された
強度と耐久性に優れた材となります。

軒天井を張ってしまうと見られなくなってしまう
二重屋根構造の、通気部分です。
1重目の屋根の上に、輻射熱を反射させるための「タイベックシルバー」を張っています。
その上部に屋根地(瓦地)となる構造用合板を張っています。

サッシが入る開口部には、事前にホウ酸を塗布しておきます。
薄い緑色に見える部分です。
外部から飛来し、そのまま建物本体に住み着いてしまう「アメリカカンザイシロアリ」対策です。
塗布後すぐに雨などで流されない限り、効果は半永久的に継続し
シロアリの仲間である「ゴキブリ」に対しても効果を発揮し
コスミックガーデンの建物内では ゴキブリは繁殖できません。
もちろん ホウ酸なので 人間を始め哺乳類には
悪影響を与えることはありません。

後から施工することが難しいことは、コストが上がっても最初に
やっておくのが結局はお得になります。
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